インボイスのための文書定義の更新
ABBYY FlexiCapture for Invoicesには、インボイス処理に特化した文書定義が搭載されています。いつでも新しいバージョンのABBYY FlexiCapture for Invoicesがリリースされたら、内蔵の文書定義も更新されます。
インボイス処理プロジェクトを前のバージョンのABBYY FlexiCapture for Invoicesで作成したユーザーは、カスタム設定(データフォームの外観、カスタムフィールド、ルールなど)は保持し、新しいバージョンのABBYY FlexiCapture for Invoicesで導入された改善点を利用できます。
更新または追加される項目 | 変更されない項目 | |
---|---|---|
フィールド |
なお、ABBYY FlexiCapture for Invoices文書定義のメインルールで使用された設定は更新されます(フィールドのリストを参照)。 新しいバージョンのABBYY FlexiCapture for Invoices文書定義に導入された新しいルールはすべて、ユーザーの文書定義に追加されます。 ユーザーが自分の文書定義に新しいフィールドを作成しており、新しいバージョンのABBYY FlexiCapture for Invoices文書定義に同じ名前のルールがある場合、更新は中断され、エラーメッセージが表示されます。更新を続行するには、ユーザーは文書定義にある競合フィールドの名前を変更する必要があります。 |
ユーザーによって作成されたフィールド。 |
ルール |
なお、ABBYY FlexiCapture for Invoices文書定義のメインルールで使用された設定は更新されます(ルールのリストを参照)。 新しいバージョンのABBYY FlexiCapture for Invoices文書定義に導入された新しいルールはすべて、ユーザーの文書定義に追加されます。 |
ユーザーによって作成されたルール。ルール名の競合が発生した場合:ユーザーによって作成されたルールの競合は、自動的に名前が変更されます (競合するすべての名前に接尾辞「_1」が追加されます)。 全フィールド用のユーザーのスクリプト。 |
データセット | 標準データセット、およびユーザーのデータセット。 | |
FlexiLayouts | メイン FlexiLayout。 | 追加 FlexiLayout。 |
インボイスの処理設定 | 新しいキーワード、税率、国、言語に固有のフィールドフォーマットはすべてユーザーの文書定義に追加されます。 |
インボイスの処理機能はユーザーによって有効にされます。 国と言語はユーザーによって有効にされます。 ユーザー指定の任意のキーワード、税率、フィールドフォーマット。 |
イベントハンドラ | ユーザーの文書定義で無効になっているイベントハンドラはすべて更新されます。 | ユーザーの文書定義で有効になっているイベントハンドラ。 |
外部アセンブリ | 標準のアセンブリで、ABBYY FlexiCapture for Invoices文書定義に含まれているもの。 | ユーザーによって追加された任意のアセンブリ。 |
エクスポート設定、データフォーム、文書定義の場所は変更されません。
更新方法
- メインメニューで、プロジェクト→文書定義...をクリックします。表示される文書定義ダイアログボックスで、文書定義を管理できます。
注:更新の前に文書定義のバックアップを作成することをお勧めします。文書定義のバックアップコピーを作成するには、リストで目的の文書定義を選択し、複製をクリックします。 - 文書定義を更新するには、リストで目的の文書定義を選択し、更新をクリックします。
- 変更を発行するには、公開をクリックします。
更新によって行われた変更を破棄したい場合は、変更を破棄をクリックします。
発生する可能性のあるエラーや警告
更新中にエラーメッセージや警告が表示されても、文書定義は更新されます。文書定義を開いて編集、発行、更新することも、更新によって行われた変更を破棄することもできます。
文書定義の更新時にエラーが発生したら、エラーの原因が該当するエラーメッセージに表示されます。更新された文書定義には、エラーの発生原因となる変更は含まれません。
文書定義の更新中にエラーメッセージや警告が表示される場合は、手動による編集が必要です。エラーや警告を伴って更新された文書定義の使用はお勧めできません。
4/12/2024 6:16:06 PM