オペレータ向け追加プログラム機能の有効化
管理者はインボイスを処理するオペレータに対して、追加機能を有効化できます。この追加機能を利用できるのは、管理者権限を持つユーザーということにご注意ください。
インボイス処理のプログラムのトレーニング
キャプチャしたデータの質が低い場合(例:インボイス上のフィールド位置が異常)、オペレータはプログラムをさらにトレーニングして、インボイスからデータをキャプチャできます。
プログラマをトレーニングして位置が異常なフィールドをキャプチャする場合、オペレータは画像上でフィールドの正しい位置を示して、ボタンをクリックして行ってください。通常の位置ではないフィールドがある画像をプログラムが少なくとも3 つ検出できれば、処理した位置データのキャプチャ方法を学習します。次から処理するインボイスのデータは、全てこのときの情報を使用してキャプチャします。詳しくは、トレーニングをご覧ください。
既定で、トレーニング機能を有効化して利用できるのはオペレータとなっています。トレーニング機能の無効化方法。対象→オペレータ:
- 文書定義エディタのメインウィンドウで、次を選択してください文書定義 →文書定義プロパティ...。
- 表示されるダイアログボックスで、文書定義設定タブをクリックします。
- 次に編集...ボタン(追加フィールドと機能グループの横)をクリックして文書定義機能ダイアログボックスで選択します。
- オプション処理中のトレーニングをクリアしてください。
トレーニング機能(オペレータ用、無効中の場合)を有効にするには、次を選択してください→処理中のトレーニングオプションを有効にします。
ベンダーや部署のレコードの修正および追加
インボイスキャプチャのプロジェクトを設定する場合は、ベンダーや部署のデータベースを該当プロジェクトに対応する、プロジェクトのデータセットと接続してください。このデータセットはデータの構造を指定してプロジェクト内部のデータのコピーを保存し、定期的に外部データベースと同期します。詳しくは、ベンダーや部署のデータベースの接続。
インボイス認識はまず、ベンダーや部署の検索から始まります。このフィールドグループが画像で見つかるのは、次の中にフィールドグループがある場合に限ります→データセット。こういったデータはインボイスの国選択で使うので、プログラムがベンダーや部署を見つけることは重要です。インボイスの国を選択することで、画像のAmountsフィールド検出に使用される税率や、検証ルールの選択が決定します。
一般にベンダーや部署はすべて、次に含まれています→対応するデータセット。ただし、データベースにない新しいベンダーからインボイスを取得する場合は、ベンダーフィールドのグループは検出されません。ビジネスプロセスによっては、新しいベンダーをベンダーデータベースに追加してデータセットと同期させると非常に時間がかかることがあります。プログラムはデータセット内のベンダーを見つけるまで、そのベンダーの請求書を処理することができません。
別の例として、既存ベンダーの住所や口座番号が変更されることが挙げられます。ベンダーデータベースを更新し、これをデータセットと同期すると時間がかかります。さらにオペレータは、インボイスの処理に最新情報が必要です。
この問題を解決するには、管理者がオペレータを有効にして、データセットでレコードを追加するか変更できるようにしてください。変更はプロジェクトに保存されるデータセットに対して行われます。ベンダーや部署の外部データベースに対してではありません。
仮にオペレータが新しいベンダーをデータセットに追加すると、プログラムは以後そのベンダーから取得するインボイスで、フィールドのベンダーグループを検出できるようになります。まるで外部ベンダーのデータベースで、該当ベンダーのレコードが見つかったような働きです。ただし、検証ルールはそのベンダーが外部データベースに存在しないことを検出し、そのインボイスにExceptionステータスを割り当てます。
次回、データセットを外部データベースと同期する際は、オペレータに追加された全ベンダーが、データベースの適切なレコードに置換されるか、データセットから削除されます。詳しくは、データセットの更新を参照してください。
既定では、オペレータは新しいレコードを編集したり、次に追加したりできません→データセット。当機能を対象者に有効化する方法。対象者→オペレータ:
- 文書定義エディタのメインウィンドウで、次を選択してください文書定義 →文書定義プロパティ...。
- 表示されるダイアログボックスで、データセットタブをクリックします。
- リストからデータセットを選択して、セットアップ...ボタンをクリックして行ってください。
- そして次を有効化します→オペレータはレコードを追加できますと(または)オペレータはレコードを編集できますオプションを有効にします。
万が一、オペレータにデータセットの追加権と編集権を与えたくない場合は、前述したオプションが無効になっていることをご確認ください。
4/12/2024 6:16:06 PM