処理ステージおよびキュー
文書はいくつかの段階で処理され、各段階で自動またはオペレータによって特定のルーチンが実行されます。段階には特定の順序があります。特定の段階を通過するには、文書は最初にそれより前のステージを通過する必要があります。全体として、画像の追加、認識、検証、エクスポートという段階が必要です。
各段階で、処理キューが形成されます(タスクの作成を参照してください)。キューは、対応する段階のタスクセットを表します。処理が進むにつれて、文書は最初のキューから(スキャン)最後のキューへ移動します(処理済)。
処理ボリュームが大きい場合、検証ステージはそれぞれ、処理されるより小さなステージへ各オペレータが細かく分けることができます。データの検証、検証、文書のアセンブリチェック、エクスポートの確認で、ステージを個別に作成できます。
処理段階には必須なものと任意なものがあります。ステージが必要かどうかは、選択したワークフロースキームで決まります。
ステージ
- スキャン
この段階のタスクはスキャンステーションで処理されます。シンプルモードでは、バッチ全体が処理されます。 - リスキャニング
この段階のタスクはスキャンステーションで処理されます。タスクは常に、スキャンしたオペレータに送信されます。 - 認識
認識は処理ステーションで自動的に行われます。シンプルモードでは、バッチ全体が処理されます。 - 文書アセンブリのチェック
この段階のタスクは、検証ステーションで処理されます。設定で個別の文書アセンブリステージが指定されていない場合、エラーのあるバッチや文書は確認段階で処理されます。 - データ検証
この段階のタスクは、データ検証ステーションか検証ステーションで処理できます。 - 検証
個別の段階が指定されていない場合は、文書アセンブリエラー、データエラー、ルールエラーを含むすべてのタスクが検証段階に送信されます。この段階のタスクは、検証ステーションで処理されます。 - バッチの整合性チェック
整合性エラーのあるバッチがこの段階に送信されます。整合性チェックオプションは、バッチタイプを設定するときにスクリプトによって指定されます。この段階のタスクは、検証ステーションで処理されます。 - エクスポートの確認
キャプチャされたデータの精度を高めます。バッチや文書は、オペレータがエクスポートに適していることを確認した後にのみエクスポートされます。この段階のタスクは、検証ステーションで処理されます。 - エクスポート
このキューのタスクは、検証ステーションで処理されます。 - 処理済
処理された文書はこの段階に送られます。 - 例外
エラーのある文書は自動処理後にこの段階に送られます。加えて何らかの理由で文書を処理できない場合にも、オペレータはこの段階に文書を送信することがあります。
バッチ文書を例外へ送ると、バッチ全体が処理から外されて、エクスポートされません。
タスクの作成
大量の文書を処理する中で効率を最大限高めるため、バッチを別々のタスクに分割できます。
タスクは文書が段階に到着して処理可能になると、アプリケーションサーバー上の文書から作成されます。タスクは、指定されたワークフロー設定に応じて形成されます。
表示された詳細設定モードでは、段階プロパティでタスク内の文書数を指定できます。
もし、バッチのすべての文書を待機オプションが選択されている場合、文書はすべて現在の段階で処理された場合にのみ、次の段階に送信されます。
バッチ整合性チェック段階では、バッチのすべての文書へのアクセスが必要です。この段階で、オペレータは常にバッチ全体を受け取ります。
以前に作成したタスクを段階に送信することもできます。例:検証ステーションの段階へ文書を送るとき。検証ステーションはタスクを作成オプションが送信先…ダイアログボックスで選択されます。
注:以前のバージョンのABBYY FlexiCaptureで作成されたタスク、または処理が中断されたタスクの場合は、管理およびモニタリングコンソールで新しいタスクを作成してください。
ワークフローのモードの指定は、バッチタイプ設定です。
以下も参照してください:
12.04.2024 18:16:06