内向きの遷移については、前のイベントからプロセスがこのノードに到達するために必要な時間、つまり、処理時間と、このステップに必要なリソースを変更できます。
- リソースタイプを選択します。
イベントが実行する必要のあるリソースを選択します。シミュレーションは、必要なリソースのインスタンスが利用可能な場合にのみ、前のイベントからこのイベントに進みます。利用可能なリソースがなければ、ひとつが解放されるまで遷移は発生しません。
たとえば、特定のオフィスに、スタッフが不足している可能性のあるコールセンターがあるとします。多くの通話が保留状態であることを確認できるかもしれません。イベントのリソース需要を変更し、新しいコールセンターオペレーターを追加して見て、プロセスにどのように影響するかを確認します。
注。前のイベントと構成されたリソース需要を伴うイベントとの間の時間差には、処理時間およびリソースを待機する時間の両方が含まれます。
- 処理時間を変更します。
- 乗数 を変更して、トランジションの処理時間を増減します。
アプリケーションでは、処理時間として、ヒストグラム値の範囲内でランダム値を生成し、この値に、指定された乗数値を乗算します。これにより、ユーザは、マイニングデータと比較して、処理時間をより長くまたは短く設定できます。
たとえば、乗数 を2に設定して、遷移を2倍長くシミュレートします。
- ヒストグラムをクリックすると、関連する遷移分布の処理時間が表示されます。スライダーを調整して極端な値をカットし、[ 適用] をクリックして変更を保存します。
- 処理時間の変更を元に戻すには、ノードペインのヒストグラムで[リセット]をクリックします。
すべての変更は、スキーマに自動的に適用されます。処理時間が変更されると、遷移はオレンジ色になります。リソース需要を構成すると、ノードのフレームがオレンジ色になります。