プライマリパスビュー
概要
プライマリパスビュー は、プログラムが生成したプロセスの新たなタイプのグラフィック表現で、さまざまなフィルタが適用されたものを含む実際のプロジェクトデータセットに基づいています。これは、最も頻繁かつ共通するイベントの流れを示すように作られています。それから逸脱するものを見つけ、そうした偏差を分析することができます。スキーマには、さまざまな角度からプロセスの側面を調べることができる強力なツールがあります。
構造と設定
プライマリパスは、プロセス内で最も共通するイベントシーケンスを表示するグラフです。他のTimelineツールと組み合わせれば、最も重要なパターンを分析する出発点として機能します。
グラフは、タイムラインで発生したイベントとそれらの間の接続を表すノードで構成されます。
Timelineはプライマリパスビューグラフを作成のほとんどをパス分析に依存しています。偏差は、グラフにまとめられたプロジェクト内のタイムラインで最も共通する50本のパスを表します。パスをもとにグラフが作成され、トップ1のパスが表示されます。トップ値を増やすと、シーケンスから次のパスが追加されます。これはパス分析モジュールで見ることができます。このシーケンスは、選択した測定基準や並べ替え順序によって調整されます。
表示される偏差の数を変更して、その偏差の数に応じてグラフがどのように再構成されるかを確認できます。トップ1のパスは、その遷移(ノード間の矢印)がオレンジ色で、ステップ番号が付いているため、常に表示されます。色の異なる矢印は、偏差に属する遷移です。ノードの近くの数字は、ノードに関わるイベントの数を示し、選択したトップ範囲と測定基準に従って測定されます。
グラフ表示とコンテンツは、それぞれの設定で調整できます:
コンテンツ設定
グラフコントロールは、その下の別のバーに配置されます。
- プライマリパスは、スライダーがトップ1の位置にあるときに表示されます。表示される偏差の数を変更するには、スライダを移動するか、「+」および「-」ボタンを押します。
- 測定基準に基づいてグラフの表示を選択できます。測定基準を切り替えると、グラフが再構成されます。次の測定基準が使用できます:
- タイムライン件数
グラフで考慮されたパスに一致するタイムライン数。 - 平均期間
パスにあるタイムラインの平均処理期間。
注。すべての測定基準は、グラフ上の考慮されたパス数に従ってカウントされます。 - グラフで考慮されるパスの順番を変更するには、昇順で並べ替え降順で並べ替えオプションを切り替えます。
表示設定
左上隅の表示ボタンでグラフを画面に合わせます: ズームイン、ズームアウト、中央。
プライマリパスとフィルタリング
このグラフはフィルタに大きく依存しています。プライマリパス設定で設定した現在のタイムラインを絞り込んだり、グラフの構造に適用されたローカルフィルタとしてボード側で選択をを使用することができます。
フィルタとしてプライマリパスを適用する
この機能の利点は、グラフ自体がフィルタになっていることです。グラフ側に別の適用 ボタンがあります。
- 適用
適用ボタンをクリックすると、現在のタイムラインセットがパスで絞り込まれます。フィルタパラメータは、グラフに表示される偏差の数に依存します。偏差が少ないほど、絞り込み範囲は狭くなります。
注。プライマリパスビューは、プロジェクト内のタイムラインで最も共通する50本のパスを集めます。つまり、これらのパスに含まれていないタイムラインはグラフ上では考慮されません。その結果、最大でトップ50のパスを表示できるプライマリパスグラフをフィルタとして適用すると、現在のセット内のタイムライン数が減る場合があります。 - 検出
Timelineワークスペースの上にある現在をクリックして適用されたフィルタを確認します。ここでは、現在のセットに適用されているフィルタのパラメータを確認できます。 - 反転
現在のペイン > フィルタ ウィンドウでをクリックして、フィルタ条件を変更できます。デフォルトでは、フィルタを適用すると、特定の条件を満たすタイムラインのみが現在のセットに保持されます。現在のペインでこのボタンをクリックすると逆の状態になります。つまり、その条件に違反しているものだけを保持します。これは非常に便利な機能です。例えば、プライマリパスを参照シナリオとして、そこから逸脱するものを調べることができます。 - 削除
他のタイムラインセットのフィルタ同様、プライマリパス のひとつを取り消す場合は、現在をクリックして開いたフィルタのリストからのみ取り消すことができます。 - をクリックして特定のエントリーを削除します。
- 現在のセットからすべてを削除するには、全フィルタをクリアをクリックします。
プライマリパスのフィルタリング
プログラムがプライマリパスビューを生成することから、それ自身にはいくつかのオプションしかありません。ボードのタイル は、フィルタに機能を追加してグラフの機能を補完し、選択データの様々な測定基準を表示します。ボードで、選択したパスをより深く調べることができます。
タイルにはインタラクティブな要素があります。クリックでグラフに適用し、その構造を変えることができる即席フィルタとして使えます。データテーブルのライン、棒グラフのバー、円グラフ のスライスはディメンションフィルタとして適用できます。これらの要素のいずれかをクリックすると、すべてのタイムラインに存在すべき特定の値を持つ属性を選択できます。したがって、プライマリパスビューを生成する際はこの条件に合うタイムラインだけが考慮されます。
プライマリパスビューとボードは共依存しています。表示構造が変化すると、ボードの測定基準が再計算され、またその逆も同様です。タイルの値を選択すると、それはディメンションフィルタとして扱われ、測定基準やすべてのグラフパスがそれに沿って再計算されます。同時に、グラフは常に現在のタイムラインセットで再構築され、適用されているクエリーやディメンジョン等のフィルタツールに沿って行われます。この共依存により、特定のディメンションの値が偏差に及ぼす影響を調査することができます。
ボードの詳細については、ボードを参照してください。
05.09.2024 16:23:55