分散製品版のフェイルオーバー構成
ABBYY FlexiCaptureはクラスターをサポートします。クラスターを使用するメリットは2つあります:
- フォールトトレランス:いずれかのサーバーに障害が発生した場合、その要求は別のサーバーによって実行されます。
- 分散負荷問い合わせ処理はクラスタノード間で分散されます。これにより、パフォーマンスが向上します。
ABBYY FlexiCaptureのアーキテクチャは、下の図に示されています:
注:システムコンポーネントと、相互にやり取りする方法の詳細については、次を参照してください:ABBYY FlexiCaptureアーキテクチャ。
処理サーバー、ライセンスサーバー、およびアプリケーションサーバーは、クラスターにインストールすることができます。
NLBクラスターにインストールされているアプリケーションサーバーでは、負荷のバランスをとることができます。フェイルオーバークラスターにインストールされている処理サーバーとライセンスサーバーにより、フォールトトレランスが保証されます。さらに、ユーザーは複数の処理ステーションをインストールする必要がありますが、データベースサーバーとファイルストレージはフェイルオーバーモードで動作する必要があります。たとえば、ユーザーはMS SQL Serverのフェイルオーバークラスターを設定できます(詳細は、公式のMicrosoftのWebサイトを参照してください)。
以下は、ABBYY FlexiCaptureフェイルオーバー構成の略図です:
ABBYY FlexiCapture Distributedのフェイルオーバー構成を構成するには、次の手順を実行します:
- フェールオーバークラスタの処理サーバーを設定します。
- 分散ファイルシステムを設定します。
- フェールオーバークラスタのライセンスサーバーを設定します。
- NLBクラスタのアプリケーションサーバーを設定します。これにはNLBクラスタの設定およびアプリケーションサーバーの設定が該当します。
重要!このセクションの手順は、Windows Server 2016を使用していることが前提です。別のオペレーティングシステムを使用している場合は、手順が異なる可能性があります。
1台の同じパソコンを、NLBクラスタとフェールオーバークラスタで同時にノードにすることはできません。ABBYY FlexiCaptureのサーバー部分をクラスタ化するには、NLBクラスタで2台、フェールオーバークラスタで2台の、少なくとも4台のパソコンが必要です。ファイルに保存する場合は、別のフェイルセーフユニット(ネットワーク接続ストレージ機器)を使用します。
12.04.2024 18:16:06