ABBYY FlexiCapture 12の新機能
自動学習
新しい自動学習機能は生産時間を短縮し、継続的に発生するシステム保守コストの削減に役立ちます。この技術は、柔軟で不規則な文書レイアウトの処理をシステムに覚えさせることができる一方で、管理者には自動学習の結果を編集したり、微調整または破棄したりするための完全なコントロールが保たれます。ユーザーからのフィードバックに基づいてシステムを学習して改善するだけでなく、システムのサポートコストと維持コストを大幅に削減します。 |
高度な分類
組織に集まる情報は、その形式と内容によって分類することができます。そうすることで情報主導プロセスの最適化をサポートします。取り込む文書の形式をすべて検知し、より速いレスポンスに適したフォームを使用して迅速な意思決定へと導きます。 分類技術は、ディープラーニング(畳み込みニューラルネットワーク[CNN])を活用して外観やパターンから文書を仕分ける画像分類技術と、統計や意味からテキストを分析するテキスト分類技術とで構成されます。ABBYY FlexiCapture を通じて、ユーザーはこれらの技術を個別または同時に利用することができるのです。 |
拡張性と強化されたパフォーマンス
FlexiCapture は垂直・水平の両方向に拡張することができ、大量かつ高速な処理にも対応します。1日に百万以上のページを処理する場合も、FlexiCapture のアーキテクチャは処理要件に合わせて拡張できます。分散インフラストラクチャーや文書処理、オペレーターを集中的な環境設定と管理経由でコントロールできます。 |
サービス・レベル・アグリーメント(SLA)のサポート
SLAの監視は、ビジネス運用の基礎です。新しいSLA監視機能による監視と分析を実行し、システムが最適な結果とパフォーマンスを提供するよう保証します。バッチタイプで文書の時刻処理を設定し、キュー内のタスクの順序を変更して、必要なタイムスケールをスピードアップします。負荷が大きい場合に、手動で有効期限に近いタスクを配布します。データ処理とタイミングの要件を満たし、システムが標準のレポートとダッシュボードで配信していることを確認します。 |
マルチテナント
マルチテナント機能は、安全で隔離されたテナント環境を作成して共通のポリシーをさまざまなユーザーに適用します。安全な中央集中型の管理ツールを使用して、少ない設定時間で複数のワークグループに及ぶデータを保護します。 |
ケース管理のための文書セット
ケース管理機能の新しい文書セットを使用して、特定の処理、トランザクション、ユースケース(口座の開設、住宅ローンやその他のローンの取得)、インシデント管理(保険金請求、顧客サービス)などの文書セットを事前定義します。まとめセクションで文書の有益な情報を全て提示して、文書セット全体の検証を高速化します。事前定義されたルールを使用して、文書の完全性とコンプライアンスを自動的にチェックします。 |
すべての文書タイプのマルチチャネル入力
マルチチャネルデータ入力により、複数のソース(MFP・ネットワークスキャナ・電子メール・FTP・Webポスト・ホットフォルダ・モバイル機器など)から届く紙やデジタルの文書をすべてひとつのフローで処理します。Word、Excel、PDF、電子メール本文、スキャンされた画像、およびその他のデジタル文書を同じフローで処理できます。デジタル作成文書のテキストレイヤーは、データ抽出に使用され、高品質のデータを保証します。 |
監視および解析の高度なツール
パフォーマンスを調整して障害を排除するために、文書処理の流れを分析、業務プロセスの継続性を確保、リソースやパッケージを最適化および優先するうえで、これらのツールが役立ちます。 |
スムーズな統合とカスタマイズ
FlexiCapture API とカスタマイズスクリプトは、カスタムソリューションの開発、サポート別業務シナリオや企業ワークフローへの確実で簡単な統合を可能にします。カスタマイズされた業務プロセスや処理ステージに加え、特定の顧客タスクを強化するルーティングの要件を満たします。 |
モバイルキャプチャ
モバイルデバイスやその他の文書ソースを使用して、データの可用性と処理速度を向上させます。画像補正ツールによって高品質のモバイルアップロードを保証します。FlexiCaptureにモバイルクライアントを使用すると、フロントオフィスで撮影されたエンドユーザーの文書を送信・処理できます。 |
HTML5ステーションは、ブラウザ間のサポートと最新のUIを保証します
FlexiCapture HTML5 ウェブステーションは、Chrome、Firefox、Safari、IE、Opera、その他のブラウザに対応しています。リモートステーションを使うことで、グローバル企業はレスポンシブウェブインターフェースを介して、遠く離れても関連のビジネス処理の配布と管理が可能です。 |
精度の高い認識モード
正確認識モードは、ほとんど読み取れないデジタル画像や質の悪い文書からデータを抽出することを目的としています。これは主に、絵や模様のある背景に印刷されたテキストや、ホログラフィック セキュリティ要素で保護された文書 (ID カードやライセンスなど) に適用されます。また、新しい 正確 (高精度) モードは、暗すぎる、明るすぎる、明確でない、遠近法的に歪みがある、非常に小さいあるいはほとんど読み取れないテキスト (たとえば、領収書、請求書、契約書) といった品質の悪いデジタル画像にも有用です。 |
12.04.2024 18:16:25