文書定義の編集および発行
文書定義は文書定義エディタウィンドウ内で編集できます。ここでは、フィールドのレイアウトや静的要素を修正し、そのプロパティ、ルール、エクスポート設定などを編集することができます。
文書定義を編集する時に他のプロジェクトメンバーの作業に影響しないように、発行された最新バージョンの文書定義が認識に使用されている間は、プログラムによりローカルの文書定義コピーを編集できます。このモードは、文書定義のローカルな修正やテストを、オペレータが旧バージョンを使用して認識された文書の検証とエクスポートを完了する間でも、また文書定義のかなりの部分が修正されたり削除されたりしても、できるようにします。編集中の文書定義には、他のユーザーが編集のためにアクセスすることはできません。文書定義を終了したら、それを発行して文書認識用の新バージョンを作成するか、またはすべての変更をやり直すことができます。
文書定義を編集するには、以下の通りに進みます:
- メインプログラムウィンドウで、以下のメニューアイテムを選択します:プロジェクト→文書定義...
- 編集する文書定義を選択します。
- ダイアログボックス内の編集...ボタンをクリックして、文書定義文書定義の編集を開始します。文書定義のローカルバージョンは、ご利用の PC にコピーされます。文書定義には、他のユーザーが編集のためにアクセスすることはできなくなります。
- 文書定義エディタウィンドウ内で、必要な修正をします。文書定義を保存します。
- いくつかの画像のある文書定義をテストします。文書定義調整のため、文書定義のローカルバージョンで作動するテストバッチを使用できます。
- 文書定義ダイアログボックスで公開ボタンをクリックして、文書定義を公開します。修正済みの文書定義は、公開されるとすぐに、作業中のバッチ内の文書の認識に使用され、他の管理者が編集できるようになります。元の文書定義に戻すには、変更を破棄をクリックしてください。
一致する文書定義は次のようにして選択します:
- まず、プログラムが、修正済みの文書定義内で一致する文書定義の検索を試みます。
- その文書に一致する修正済み文書定義がない場合、プログラムは分類子プロジェクトとヘッダー要素およびフッター要素を使用して、候補となるFlexiLayoutのリストを入手します。
- 次に、プログラムは、FlexiLayoutの候補それぞれを連続的に文書と照合し、最も一致するものを選択します。
- 候補のFlexiLayoutに一致度の高いものがない場合、プログラムは残りのFlexiLayoutを連続的に照合して最も一致度の高いものを選択します。
上記の手順それぞれで、文書定義は、文書定義ダイアログボックスで一覧化されている順序に従って、文書と照合されます。最初に適合したFlexiLayoutを使用オプションを選択することで、ヘッダー要素またはフッター要素のないFlexiLayoutの照合を高速化できます。この場合、プログラムは、リスト全体を照合して一致度が最高のものを選択するのではなく、最初に一致したFlexiLayoutを選択します。
文書定義の修正版は、公開後ただちに認識とそれ以降の文書処理に使用されます。ただし、プログラムは、修正版の公開前に処理を開始していた文書については、前のバージョンの文書定義を引き続き使用します。ツール → 最新バージョンにアップデートを選択することで、その種の文書に修正版の文書定義を使用するよう、プログラムに強制することができます。文書定義の修正内容によっては、文書の再認識、ルールの再チェック、または文書の再エクスポートが必要になる場合があります。 次の場合には、文書の再認識が必要です:
- フィールド構造が変更された場合(フィールドが追加または削除された場合、もしくはフィールドのネストレベルが変更された場合)
- フィールド領域が変更された場合
- 認識設定が変更された場合(これにはデータタイプ設定を含みますが、フォーマットチェックと自動修正の設定は例外とします)
12.04.2024 18:16:25