分類シナリオ
ABBYY FlexiCaptureの分類機能は、次のシナリオの実行に使用できます。
- 到着文書の自動仕分け
例:受け取るのは請求書と契約書の2種類の文書です。ABBYY FlexiCaptureは自動で種類ごとに文書を仕分けます。 仕分けた文書は、処理されるべき適切な場所に送られます。請求書は法律関係の場所に送らない方がいいです。送ってしまうと、弁護士が契約書に目を通す時間を邪魔して、会計部署が誤った請求書で処理に手間取る恐れがあります。
- 自動仕分けに応じてページ画像を文書へアセンブリ
例:スキャンした文書ページはABBYY FlexiCaptureへ送ります。スキャン中、ページを文書に組み込むことはありません。代わりに分類機能がページを分類します。ABBYY FlexiCaptureは分類したページを文書に組み込んで、各ドキュメントの種類を特定します。
100%精密な分類技術はないので、分類した文書で低い信頼度のもは、人の手でご確認いただくようお願いします。別の案として、信頼度の低い文書からデータを抽出して、データの確認をするという方法もあります。確認が通れば、正しく分類されていると考えられます。
- 処理が必要な文書の検出
例:特殊ケースに該当する様々な文書(住宅ローンの申し込みなど)が入ったPDFファイルはABBYY FlexiCaptureへ送って、ABBYY FlexiCaptureが特殊な文書(例:パスポートや申し込み書、銀行取引明細書など)を検出します。分類技術で、抽出が必要なデータから関連ページを素早く検索します。残りのページは検索できるPDFファイルに保存します。
- サポート依頼の処理
例:銀行には、顧客から様々なサポートに関する依頼が届きます。サポート依頼は、内容(新しい支払い明細書、不渡り、クレジットカードの喪失など)を基に自動で分類します。緊急の依頼は緊急でないものとは別に仕分けられて、担当マネージャーに送信されます。さらに緊急依頼は、自動応答を送信できる依頼か判別されます。
12.04.2024 18:16:25