文書ウィンドウでの検証

文書ウィンドウで認識の精度をチェックし、誤って認識された文字を補正できます。文書ウィンドウは、ページ名をダブルクリックした時に開きます。文書ウィンドウは、データ領域、ページ画像、(もしエラーがあれば) エラー領域で構成されています。表示されるエラータイプを選択できます:アセンブリエラー、フォーマットエラー、ルールエラー、またこれらの組み合わせです。特定のタイプのエラーを表示するには、エラーペインの右上にある対応するボタンをクリックします。

文書ウィンドウ内で、オペレータは文字グループまたは単独のフィールドだけではなく、文書全体を見ます。ウィンドウのレイアウトを設定するには、レイアウトクリックします。セカンダリモニターでページ画像を表示するには、画像ウィンドウ →ドッキング解除を選択します。このモードでは、ページ画像を拡大縮小し、ブロックを選択し、不必要なセパレータを削除できます。

文書ウィンドウで

文書ウィンドウローカルメニューからは、フィールドのナビゲーションモードと同様、フィールドを確認し、フォーマットエラーの表示を選択し、セルの値を他のセルへコピーし、前後の項目へ移動して検証し、データテキストサイズを選択することができます。認識が曖昧なフィールドへ確認時に不明確なフィールドに移動進むことを選択します。検出されない領域のあるフィールドのナビゲーションのため、マッチングで次の不一致フィールドに移動を選択します (下記の説明を参照してください)。

データ領域では、認識が曖昧で疑わしい文字は色でマークされ、不正確なデータタイプのフィールドや適合しなかったルールは強調表示されます。

認識が曖昧な文字のあるフィールドを確認するには、そのフィールドにカーソルを置いてEnterを押します。

認識データを表示し編集するためのフィールドは、連続して配置するだけでなく、ユーザーにとって便利な仕方で配置することができます。文書定義エディタで配列を変更するには、文書ウィンドウでのデータ表示の設定を参照してください。

文書ウィンドウ内で前後のエラーに進むには、ボタン(メインウィンドウのツールバー)をクリックしてください。プログラムは、アセンブリエラー、ルールエラー、キーフィールドの不一致などすべてのエラーに進みます。

不一致のフィールドへ値のファストインプット

この機能は FlexiLayouts のプロジェクトで利用でき、フィールドが一致しない場合に、フィールド値のファストインプットができるようにします。

ファストインプットモードにより、マウスで選択した領域から、データをアクティブなフィールドに移動させることができます。

フィールド値が見つからない場合や不正確なことが分かった場合、ページのフィールド領域をクリックすれば、値をすぐに追加できます。あるいは、マウスのボタンを押したまま、テキストの一部を選択することができます。文書内に不一致のフィールドが1つしかない場合、その値は自動的に追加されます。それ以外の場合、フィールドに関連した値を選ぶよう促されるでしょう。

提案された値のどれも正確ではない場合、そしてプロジェクト設定ステーションや検証ステーションで検証が実施された場合、領域ローカルメニューで、認識(Ctrl+R)を選びます。フィールドは、文書定義フィールドに指定された設定にしたがって認識されます。ウェブステーションで検証が実行された場合、この機能は使用できません。

一致しないフィールドのナビゲーションモード

領域が検出されないフィールドを進むには、文書ウィンドウのローカルメニューからマッチングで次の不一致フィールドに移動オプションを選択します。このモードが有効であれば、最初の不一致のフィールドにフォーカスが合わされます。そのフィールドに値を入力するか、またはおよびボタンをクリックすると、フォーカスは次の不一致のフィールドに移ります。

注:領域が見つからず、マッチングで次の不一致フィールドに移動モードでは利用できないフィールドがハイライトされるには、一致させる必要ありオプションをそのフィールドのプロパティで有効にしなければなりません。

列で、セルの値を他のセルにコピーする

テーブル内のセルの値、同じセルの値、同じグループ内のセルの値は、コピーできます。そのためには、セルを右クリックし、ショートカットメニューで以下の項目をクリックします:

  • 値を他の行にコピー(または、Ctrl+Qを押します)
    フィールドの値をグループ内の同じタイプの行にコピーします。このオプションを選択すると、セルは黄色でハイライトされ、マウスポインタが変化します。値をコピーするには、そのグループやテーブル内の同じタイプのセルを選択します。その値のあるセルから選択したセルまでのすべてのセルに (選択したセルを含む)、その値がコピーされます。
    その値のあるセルが何度も現れるグループの一部である場合、その値はそのセル (値をコピーした最初のグループと同じ位置を占める他の反復のセル) の他のすべてのインスタンスにもコピーされます。
    注:チェックマークのある値は、同じチェックマークのある他のインスタンスまたは反復するグループ内にある同じチェックマークにしかコピーできません。
  • 値をすべての行にコピー(または、Ctrl+Shift+Qを押します)
    フィールドの値をテーブル内のすべての行、グループ内の反復フィールド、グループ内の他の反復の同じフィールドにコピーします。

隠れたフィールドに関するエラー情報の表示

データフォームのフィールドは、以下の理由で隠れることがあります:

  • フィールドプロパティで検証時に表示オプションの選択が解除されます。

隠れたフィールドに関するエラーは、以下のように表示されることがあります:

  1. フォーマットエラーが隠れたフィールドに関連している場合、エラー情報はエラー領域には表示されません。
  2. 複数フィールドのルールエラーが隠れたフィールドに関係していて、このフィールドだけがルールに含まれている場合、エラー情報はエラー領域には表示されません。
  3. 複数フィールドのルールエラーが隠れたフィールドに関係していて、そのフォームの他のフィールドもルールに含まれている場合、エラー情報はエラー領域に表示されますが、隠れたフィールドについてはその名前だけ (フィールドへのリンクなし) が表示されます。

    スクリーンショットをご覧ください

12.04.2024 18:16:25

Please leave your feedback about this article

Usage of Cookies. In order to optimize the website functionality and improve your online experience ABBYY uses cookies. You agree to the usage of cookies when you continue using this site. Further details can be found in our Privacy Notice.