XML チケット
XMLチケットとは、一つ又は複数の画像ファイル用の処理パラメータを含むXMLファイルです。 XMLチケットは、ユーザーまたはオープンAPIによって作成されるかもしれません。 XMLチケットを処理するために画像と共に入力フォルダに位置する必要があります。
XMLチケット無しに画像を入力フォルダに入れると、ワークフローに指定されたパラメータを利用することによって処理されます。 パラメータ(例えば認識言語、テキストタイプなど)を利用することによって画像を処理する必要がある場合、XMLチケットを作成して画像と一緒に入力フォルダに入れる必要があります。
注:XMLチケット作成についての詳細は、Open APIのヘルプをご確認ください。
重要事項!まず XMLチケットを入力フォルダに入れ、その後XMLチケットに接続された画像をこのフォルダ内に入れます。 その他の点では、ABBYY FineReader Server はXMLチケットとは別に画像を処理するかもしれません。
ワークフローのプロパティダイアログボックスの1. 入力タブでファイル拡張子のマスクを "*.xml" に設定すると、入力フォルダー内のすべてのファイルが XML 記述ファイルの設定を使用して処理されます。 XML 記述ファイルがない場合、入力ファイルは処理されず、入力フォルダーに残ります。 プログラムは、XML 記述ファイルを追加するときにのみ、これらのファイルの処理を開始します。
XMLチケット構造は、オープン API のXmlチケット とほとんど同じです。 詳細については「オープンAPI」のヘルプファイルを参照してください。
XmlTicket.xsd ファイルに XMLチケットについてのXMLスキーマを見ることができ、 またABBYY FineReader Server フォルダの Bin サブフォルダで見つけられます。
XMLチケットに複数の画像を指定し、認識結果をPDFファイルにエクスポートすることが可能です。 これを行うために、<InputFile> の要素を用いて画像ファイルの名前を一覧表にし、<ExportParams>対象の出力ファイルフォーマット 属性を“PDF”に設定します。 出力ファイルの命名規則、出力ファイルとエクスポートのプロファイルも指定できます。 <Scenario> 属性を使用してエクスポートのプロファイルを指定します。 次のいずれかのプロファイルを利用できます: バランスの取れた、最大速度、最大品質又は最小サイズ。 エクスポートのプロファイルを選択することによって品質のためのPDFファイル、出力ファイル又は処理速度を最適化できます。 デフォルトでは、バランスの取れた プロファイルが使用されています。
注:複数の入力ファイルの処理結果は、XMLResult.InputFiles[0].OutputDocuments に保存されます。
属性値は明確に指定する必要があります。
たとえば、SMTP 接続設定を指定するには、OutputFlowType = "SMTP" を設定し、<SmtpSettings> タグに必要なパラメータを指定します。
<XmlTicket>
<InputFile Name="test.pdf"/>
<ExportParams>
<ExportFormat OutputFileFormat="MSWord" OutputFlowType="SMTP" EmailSelectionMethod="SendByList">
<OutputLocation>101@abbyy.com</OutputLocation>
<SmtpSettings PortNumber="25" ServerRequiresAuthentication="false" UseSsl="false">
<ServerHostName>dcmail.abbyy.ru</ServerHostName>
<SenderAddress>rstester@dcmail.abbyy.ru</SenderAddress>
<Password></Password>
</SmtpSettings>
</ExportFormat>
</ExportParams>
</XmlTicket>
以下の処理パラメータを定義するXMLチケットを一例として以下のようにあげます:入力画像 サンプル画像1.jpgとサンプル画像2.jpgはそれぞれのPDFファイルに変換する必要があり、その後フォルダに保存すべきです C:\Users\Public\ABBYY\ABBYY FineReader Server 14\Default Workflow\Output Folder.
<XmlTicket>
<InputFile Name = "SampleImage1.jpg"/>
<InputFile Name = "SampleImage2.jpg"/>
<ExportParams DocumentSeparationMethod="MergeIntoSingleFile">
<ExportFormat OutputFileFormat="PDF" OutputFlowType="SharedFolder" Scenario="Balanced">
<OutputLocation>C:\Users\Public\ABBYY\ABBYY Recognition Server 14.0\Default Workflow\Output Folder</OutputLocation>
</ExportFormat>
</ExportParams>
</XmlTicket>
サンプル フォルダ ( 開始> プログラム > ABBYY FineReader Server 14>サンプル > XMLチケット)で他のXMLチケットのサンプルを見つけます。 処理操作のサンプルは以下のとおりです:
- カスタマイズされた名前で複数の画像を一つの出力ドキュメントに結合
- 認識言語の変更
- 出力ファイルフォーマットの変更
- SharePoint ライブラリ内の出力ファイルのエクスポート
- 出力ファイルを電子メールアドレスにエクスポート
こちらも参照してください:
26.03.2024 13:49:51