ABBYY FineReader Server 14ドキュメント変換サービス
ABBYY FineReader Server 14には、本格的なオンラインドキュメント変換サービスが含まれています。
このサービスは、従業員の方が使える便利なオンラインツールとして以下の処理を行います:
- OCRドキュメント
- 紙のドキュメント、写真、スキャン、テキストレイヤーのないPDFを編集可能なフォーマットに変換
- ファイルをさまざまなフォーマットに変換
- ABBYY FineReader Serverのその他の機能にアクセス
サービスの設定
- ABBYY FineReader Serverのインストール中に、Web APIコンポーネントが選択されているか、および使用中のライセンスでOpenAPIが使用できるか確認します。
- リモート管理コンソールで適切な処理ワークフローを設定してください (ワークフロープロパティダイアログボックスを参照)。
- Web APIコンポーネントをインストールしたマシンで、default-options.jsファイルで現在のワークフローとして設定したワークフローを選択します:%InstallationDir%\ABBYY FineReader Server 14.0\FineReaderServerWS\default-options.js。
そうするには、workflowNameパラメータで以下のようにワークフローの名前を指定します: 例) workflowName: 'Default Workflow'。 - 必要に応じて、default-options.jsファイルで他のドキュメント変換サービスのパラメータを指定します。
- Ctrl + F5を押してドキュメント変換サービスページを再読み込みします(これによりブラウザのキャッシュが更新されます)。
注:ワークフローが<AllowedOutputFormats>に含まれるエクスポートフォーマットを指定していない場合は、デフォルトのエクスポートフォーマットの設定が使用されます。
メールで処理結果を送信する
ドキュメント変換サービスでは、SMTPサーバーを使って処理結果をメールで送信することができます。
ドキュメント変換サービスの結果をメールで送信する方法は以下のとおりです:
- default-options.js(%InstallationDir%\ABBYY FineReader Server 14.0\FineReaderServerWS\default-options.js)ファイルで、enableSendResultByEmailをtrueに設定します。必要に応じて、メールの件名や説明を指定します。
- Web.config(%InstallationDir%\ABBYY FineReader Server 14.0\FineReaderServerWS\Web.config)ファイルで、SMTPサーバーのパラメータを指定します。
サンプルパラメータ:
<mailSendSettings enabled="true" senderAddress="WebConverter@example.com" senderName=""
login="" password="" serverAddress="smtp.example.com" serverPort="25" useSsl="false"/>
- Ctrl + F5を押してドキュメント変換サービスページを再読み込みします(これによりブラウザのキャッシュが更新されます)。
サービスの使用
- WebブラウザでserviceBaseUrl (例: localhost:8080/FineReaderServer14/)として使用されたURLを開きます。
- 処理するファイルを選択します。
- OCR言語と出力フォーマットを選択します。ユーザー言語を使用することもできます ( 高度な処理の設定ダイアログボックスを参照)。
- 処理の結果を保存します (出力ドキュメントは個別に保存することも、一緒に1つのアーカイブファイルに保存することもできます)。
注:処理中にドキュメントの名前が変更された場合には (例:scriptによる変更) 、処理の結果をダウンロードできません。
注:ABBYY FineReader Server 14をインストールする際に、IISで選択したポート(デフォルトのポートは8080)を必ずWindowsファイアウォールで例外に設定するようにしてください。そうしないとサービスにアクセスできません。
注:サービスを使用するには、エンドユーザーのブラウザでJavaScriptが有効になっていなければなりません。
26.03.2024 13:49:51