統合ツール

スクリプト

ABBYY FineReader Server 14 は、ワークフローをカスタマイズし、スクリプトを用いて外部システムとの統合を行う便利な方法を提供します。 このプログラムで、ドキュメントの分割、ドキュメントタイプの検出、索引作成、公開されたドキュメントやその属性の後処理のスクリプト を使用できます。 ドキュメント処理スクリプトは、ワークフローの設定で定義され、認識されたテキストとその座標、画像ファイルのプロパティおよび認識統計などの様々なドキュメントのパラメータを利用することができます。

XML チケット

ABBYY FineReader Server 14 は、いわゆるXML チケットでジョブの設定をカスタマイズする便利な方法を提供します。 XML チケットは、XMLファイルであり、ジョブの一連の処理パラメータが含まれます。 XML チケットで設定されるパラメータは、ワークフローの設定を上書きします。 一つの XML チケットが一つまたは複数の入力ファイルを伴う場合、これらのファイルはチケットで設定されたパラメータを使用して処理されます。 XML チケットは、優先度、認識言語、出力フォーマット、出力ファイル名、パスなどのジョブのほとんどのパラメータを定義するために使用できます。

XML チケットは、オープン API によって手動 (テキストエディタで) またはプログラムで作成できます。

XML チケットは、ABBYY FineReader Server をフロントエンドシステムやデバイスと統合するのに用いられます(例えば、ユーザーがスキャナパネルで設定する処理オプションは、XML チケット形式で ABBYY FineReader Server に転送できます)。

オープン API

ABBYY FineReader Server は、外部システムとの統合のために二種類のオープン API を提供します:COM ベースの API とウェブサービス API です。 どちらの API も、以下の機能を提供します:

  • 処理のための画像の送信
  • 処理のための XML チケットの作成および送信
  • ジョブの完了に関する通知や、ジョブの結果についての情報の取得

COM ベースの API は RPC 技術を利用し、ローカルエリアネットワーク内の他のシステムとの統合に使用できます。

ウェブサービス API により、HTTP でリモートシステムと通信することができ、これでインターネット経由でのリモート統合が可能になります。

注:ABBYY FineReader Server 14 ライセンスでオープン API のアドオンモジュールを有効にした場合にのみ、オープン API と XML チケットを使用することが可能となります。 詳細は、 ABBYY FineReader Server 14 ライセンスのページを参照してください。

こちらも参照してください:

XML チケット

26.03.2024 13:49:51

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