ドキュメント前処理のためのスクリプトの作成

スクリプトを利用することによってドキュメント前処理を微調整し、入力ファイルを変更したり、改善したりすることができます。

スクリプトは、事前処理、または処理および事前処理の役割を持つ 処理ステーション にあるファイルごとに実行します。

重要事項!処理ステーションの共有リソースでスクリプトを正確に作業するために、リソースへのアクセスに必要な権限を持つユーザーアカウントで処理ステーションを実行する必要があります。

スクリプトを作成して利用するには、以下の操作を行ってください。

  1. ワークフローのプロパティダイアログボックスの1. 入力タブにあるスクリプト...ボタンをクリックします。
  2. 表示される スクリプトエディタダイアログボックスで、スクリプト言語を選択し、スクリプトテキストを入力します。 参照の「this」又は「Me」は、InputDocument オブジェクトを指しています。
  3. 確認 OKをクリックしてスクリプトを保存します。

スクリプトの使用詳細については、ABBYY FineReader Server でのスクリプト使用方法を参照してください。

サンプル

入力ファイルを変換する JScript スクリプトの例は、以下のようになります。 このスクリプトは DOCファイルを検索し、検出されたファイルの名前を確定し、PDF に変換します。 ファイルの変換が成功すると、このイベントについてのエントリがイベントログに追加され、変換されたファイルが処理されます。 ファイルの変換が失敗した場合は、失敗タスクについての通知がイベントログに追加され、入力ファイルは例外フォルダに移動されます。

var fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject");
var inputFile = InputFileLocation;
var newFile = fso.BuildPath(fso.GetParentFolderName(inputFile), fso.GetBaseName(inputFile) + ".pdf");
StartInputFileReplacement( newFile );
// Call your conversion utility here
var cmdLine = '"%COMSPEC%" /c    COPY "' + inputFile + '" "' + newFile + '"  2>&1 ';
var Shell = new ActiveXObject("WScript.Shell");
var oExec = Shell.Exec( cmdLine );
while (oExec.Status == 0) {};
if(oExec.ExitCode == 0) {
   if(fso.FileExists(newFile)) {
      CompleteInputFileReplacement();
      return;
   }
}
LogMessage("Conversion failed, error code is " + oExec.ExitCode);

注:ドキュメントがスクリプトのタイムアウト期間内に処理されない場合、エラーが発生してジョブは終了します。

こちらも参照してください:

ABBYY FineReader Server でのスクリプトの使用

26.03.2024 13:49:51

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