WebAPI認証向けnginxの設定方法
REST API FineReader Server 14とドキュメント変換サービスコール向けに認証を設定する必要がある場合は、nginxのhttp-serverとhttpdを使います。
注:この記事では、WebAPIコンポーネントがインストールされているマシンで認証を設定する方法について説明します。
- FineReader Server 14ウェブサイトを以下の手順で設定します:
- IISマネージャーを開きます。
- 接続ペインでサイトとサーバー名を展開し、FineReader Server 14を選択します。
- アクションペインで、バインディング…を選択します。
- httpポートを8080から8079に変更します。
- ウェブサイトの管理ペインで再起動をクリックして、ウェブサイトを再起動します。
- Htpasswdを使ってキーファイルを作成します:
- Apache公式サイトからApache をダウンロードし、C:\ドライブのルートフォルダに展開します。
- キーファイルをC:\ドライブのルートフォルダに保存します。そのために次のコマンドを実行します:
C:\Apache24\bin\htpasswd -c c:\ nginx\conf\pass user1、ここで
user1はユーザーであり、passはキーファイルの名前です。 - コマンドを実行する際、user1のパスワードを2回入力する必要があります。
- 既存のキーファイルに新しいユーザーを追加するには、次のコマンドを実行します:
C:\Apache24\bin\htpasswd c:\ nginx\conf\pass user2 - すべてのユーザーにパスワードが作成されたか確かめるには、C:\passファイルをメモ帳で開きます:
user1:$apr1$8J02UMct$ElvPUHOsnAfj3ez0RSUoc/
user2:$apr1$zaBuoJjA$gZPUSmkxGI.DdSSdqLwqh1
- Nginxを設定します:
- nginx公式ウェブサイトからWindows向けのnginxをダウンロードし、インストレーションパッケージをC:\ドライブのルートフォルダに展開します。
- nginx/confフォルダにあるキーファイルを開き、その内容が以下のようであることを確認します:
…
http {
…
server {
listen 8080;
server_name localhost;
location /FineReaderServer14{
proxy_pass http://localhost:8079;
auth_basic "Restricted Area";
auth_basic_user_file c:/nginx/conf/pass;
}
…
}
listen 8080は、 REST API FineReader Server 14とドキュメント変換サービスがリクエストを送信するために使用するポートで、
proxy_pass http://localhost:8079;はドキュメント変換サービスウェブサイトのポートで、
auth_basic_user_file c:/nginx/conf/passはhtpasswdを使って作成したキーファイルのパスです。
- Nginxを起動します:
- 次のコマンドを実行します:
start C:\nginx-1.21.0\ nginx.exe - プロセスが実行されていることを確認します:
tasklist /fi "imagename eq nginx.exe"
イメージ名 | PIDセッション名 | セッション# | メモリ使用量 |
nginx.exe | 3352 31C5CE94259D4006 | 2 | 6,960 K |
nginx.exe | 6432 31C5CE94259D4006 | 2 | 7,620 K |
上記でnginxHostName:8080/FineReaderServer14コールのベーシック認証が設定されます。
注:別のタイプの認証を設定する場合は、nginxのヘルプ資料をご覧ください。
3/26/2024 1:49:51 PM