ローカル エリア ネットワークでのグループ作業

ABBYY FineReader は、ネットワーク上で他のユーザーと共に文書を処理するツールと機能を備えています。複数のユーザーが同じユーザー言語およびその言語の辞書を共有できます。

ユーザー辞書とユーザー言語を複数のユーザーが使用できるようにするには

  1. ABBYY FineReader 文書を作成するか、または開いて、その文書に必要なスキャン オプションと OCR オプションを選択します。
  2. ユーザー辞書を保存するフォルダを指定します。このフォルダは、すべてのネットワーク ユーザーがアクセスできる必要があります。

注意: 既定では、ユーザー辞書は [%Userprofile%\AppData\Roaming\ABBYY\FineReader\12.00\UserDictionaries] に保存されています。

ご使用のコンピュータが Windows XP で稼動している場合、既定のパスは [%Userprofile%\Application Data\ABBYY\FineReader\12.00\UserDictionaries] です。

フォルダを指定するには

  1. [ツール] メニューで [オプション…] をクリックして [オプション] ダイアログ ボックスを開き、[詳細設定] タブをクリックしてから [ユーザー辞書…] ボタンをクリックします。
  2. 開いたダイアログ ボックスで [参照…] をクリックし、フォルダを選択します。
  3. *.fbt ファイル形式でユーザー パターンとユーザー言語を保存します
    1. [ツール] メニューで [オプション…] をクリックしてから [オプション] ダイアログ ボックスの [読み取り] タブをクリックします。
    2. [ユーザー パターンとユーザー言語] の項目で [ファイルに保存…] ボタンをクリックします。
    3. [保存オプション] ダイアログ ボックスで、*.fbt ファイルの名前と、ファイルを保存するフォルダを指定します。このフォルダは、すべてのネットワーク ユーザーがアクセスできる必要があります。
  4. これで他のユーザーがユーザー言語と辞書にアクセスできます。アクセスするには、手順 3 で作成した *.fbt 形式のファイルを読み込んで、手順 2 で作成したカスタム辞書のあるフォルダへのパスを指定する必要があります。

重要事項 ユーザー辞書、ユーザー パターン、およびユーザー言語にアクセスできるようにするには、それらが保存されているフォルダの読み書き権限を持っている必要があります。

利用可能なユーザー言語のリストを表示するには、[ツール] メニューで [言語エディタ] をクリックして [言語エディタ…] ダイアログ ボックスを開きます。言語は [ユーザー言語] の項目にリスト表示されます。

あるユーザー言語を複数のユーザーが使用している場合、その言語は「読み取り専用」としてのみ使用でき、ユーザーがそのプロパティを変更することはできません。ただし、ユーザー辞書への単語の追加と削除は可能です。

ある辞書をあるユーザーが編集している場合、他のユーザーはその辞書を「読み取り専用」としてのみ使用できます。すなわち、他のユーザーはこの辞書を使用して OCR を実行し、スペルチェックを行うことはできますが、単語の追加または削除はできません。

ユーザーがユーザー辞書に加えたあらゆる変更は、その辞書が保存されているフォルダを選択したすべてのユーザーが利用可能です。変更内容を有効にするには、ユーザーが ABBYY FineReader を再起動する必要があります。

14.01.2020 17:26:20

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