ABBYY FineReader 12 の新機能

ABBYY FineReader 12 に組み込まれた主な新しい機能と改善点の概要を簡単にご紹介します。

認識精度の向上

ABBYY FineReader の新バージョンでは ABBYY 独自の Adaptive Document Recognition Technology (ADRT) の向上により、OCR の精度が一段と高まり、文書の元の書式がより正確に再現されます。このプログラムでは文書のスタイル、見出し、表の検出精度が向上したため、文書を認識した後で書式設定をやり直す必要がありません。

認識言語

ABBYY FineReader 12 ではアクセント符号付きのロシア語テキストも認識できるようになりました。中国語、日本語、韓国語、アラビア語、ヘブライ語の OCR 品質も向上しました。

より速く、より使いやすいユーザー インターフェイス

  • バックグラウンド処理

非常に大きな文書の認識には、かなり時間がかかることがあります。この新バージョンでは、時間がかかる処理がバックグラウンドで処理されるため、ユーザーは文書のすでに認識された部分での作業を継続できます。OCR プロセスが完了するまで待たなくても、画像エリアの調整、認識されないページの表示、特定のページまたは画像エリアからの OCR の強制的な開始、他のソースからのページの追加、文書内のページの並べ替えを行うことができます。

  • 画像読み込みの高速化

ページ画像は紙の原稿がスキャンされ次第、プログラムに入るため、スキャン結果を直ちに確認し、認識するページや画像エリアを選択することができます。

  • より簡単になった引用

画像エリア内のテキスト、画像、または表は、マウスをクリックするだけで簡単に認識し、クリップボードにコピーできます。

  • スクロールや拡大縮小などの基本的な操作はすべてタッチスクリーンでも可能になりました。

画像の予備処理とカメラ OCR

画像の予備処理アルゴリズムが向上したことにより、撮影されたテキストの認識精度が確実に高まり、スキャンと同等品質のテキスト写真を作成できます。新しい写真修正機能には、自動切り取り、幾何学的歪みの修正、明るさと背景色の均一化が含まれています。

ABBYY FineReader 12 では、新たに追加した画像に適用する予備処理オプションを選択できるため、各画像を個別に補正する必要はありません。

アーカイブ格納された文書の表示品質が向上

ABBYY FineReader 12 には、文字の輪郭を滑らかにしてスキャンされた文書の表示品質を高める、新たな PreciseScan テクノロジが搭載されています。この結果、ページを拡大しても文字の輪郭が画素化して見えることはありません。

認識出力を手動で編集するための新ツール

新バージョンでは確認機能と修正機能が拡張されました。ABBYY FineReader 12 では、標準キーボードでは入力できない特殊記号を挿入するためのツールも備えた [検証] ウィンドウで、認識されたテキストの書式を設定できます。最も頻繁に使用する検証コマンドと修正コマンドには、キーボード ショートカットも使用できます。

ABBYY FineReader 12 ではヘッダー、フッター、脚注、目次、番号付きリストなどの構造要素の再生を無効にできます。この機能は、翻訳ソフトウェアや E ブック作成ソフトウェアなどの他の製品との互換性を高めるために、これらの要素を通常のテキストとして表示する場合に必要になることがあります。

新しい保存オプション

  • OCR の結果を XLSX ファイル形式で保存する場合、画像の保存、テキストの書式設定の削除、個別の Excel ワークシートとしてのページ保存が可能になりました。
  • ABBYY FineReader 12 では、EPUB 2.0.1 および EPUB 3.0 規格に準拠した ePub ファイルを作成できます。

サード パーティのサービスおよびアプリケーションとの統合の改善

SharePoint Online および Microsoft Office 365 に認識した文書を直接エクスポートできるようになり、新しい [開く] ダイアログ ボックスと [保存] ダイアログ ボックスでは、Google Drive、Dropbox、SkyDrive などのクラウド ストレージ サービスに簡単にアクセス可能です。

14.01.2020 17:26:20


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