古いバージョンのABBYY FlexiCaptureからデータベースとプロジェクトをインポート

このセクションは、システム管理者から許可を受けたユーザーのみご利用できます。

ABBYY FlexiCaptureの分散版は、アプリケーションサーバーのデータベースに保管しているプロジェクトを使用します。

古いバージョンのFlexiCaptureからABBYY FlexiCapture 12へ移行する方法は、1つではありません。

古いバージョンのABBYY FlexiCaptureで作ったデーターベースを接続

ABBYY FlexiCapture 12をインストールしたら、管理/監視コンソールを使って古いバージョンのFlexiCaptureに作成したデータベースとファイルストレージに接続します。データベースがFlexiCapture 12と互換性があるように更新されるので、古いバージョンのFlexiCaptureでは使えなくなります。

注:古いバージョンのFlexiCaptureではデータベースが使えなくなるので、ご希望の場合はバックアップを取っておいてください。これで万が一問題が発生しても、古いバージョンのものを使えます。バックアップのコピーを作る場合は、Microsoft SQLかAzure、Oracle、PostgreSQLのサーバーでバックアップを作成して、ファイルストレージのコンテンツを全てコピーして下さい。詳しいバックアップの手順は、古いバージョンのFlexiCaptureにあるシステム管理者用ヘルプファイルをご確認ください。

下記の手順に従い、古いバージョンのFlexiCaptureで作ったデータベースと接続してください。

  1. 古いバージョンのABBYY FlexiCaptureで、進行中のタスクを終了し全セッションを閉じる:
    1. 進行中の既存バッチを全て終了する。
    2. 管理/監視コンソールを開く。
    3. 不要なデータは全て削除することをおすすめします。これを実行するには、以下をクリックします:設定→クリーンアップ
    4. 全セッションを閉じてください。これを実行するには、以下をクリックします:システムモニタ→セッション。次に、アクティブセッションのクライアントを全て閉じてください。
      注:アクティブセッションを持つクライアントが1つでも残っていると、データベースからアプリケーションサーバーを切断する必要があります。これを実行する場合はレジストリエディターを起動して、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ABBYY\FlexiCapture\10.0(か11.0)\WebServicesの「DBConnectionString」の値を削除してください。次にMicrosoft WindowsサービスコンソールのWorld Wide Web Publishing Serviceを再起動します。これで古いバージョンのABBYY FlexiCaptureが使用できなくなります。
  2. 古いバージョンのABBYY FlexiCaptureのデータベースへ接続:
    1. ABBYY FlexiCapture 12の管理/監視コンソールを開いて、次をクリック:設定→アプリケーションサーバーをクリックし、次に既存のデータベースに接続するボタンをクリックします。
    2. データベースサーバーの名前(データベースの名前)を指定して、古いバージョンのFlexiCaptureで使用していたファイルストレージを渡してください。以下をクリックします:OK。既存のデータベース接続について詳しくはこちらをご覧ください:既存のデータベースに接続
  3. データベースをアップデートして、ABBYY FlexiCapture 12と互換性をもたせる
    1. データベースに接続したら、ABBYY FlexiCapture 12の管理/監視コンソールを開いて次の順番でクリックする:設定→アプリケーションサーバー。そして、更新リンク(データベース名の横にあります)をクリックして、更新してください。これで古いバージョンのFlexiCaptureとデータベースは互換性がなくなります。
  4. ABBYY FlexiCapture 12のアプリケーションサーバーにあるプロジェクトを更新する。
    1. ABBYY FlexiCapture 12のプロジェクトセットアップステーションを開いて、アプリケーションサーバーで各プロジェクトを開く。プロジェクトを開くと、ABBYY FlexiCapture 12と互換性があるように更新されます。更新したプロジェクトは、古いバージョンのプログラムと互換性がなくなります。ご注意ください。更新したプロジェクトの文書定義は編集済みのステータスを受けとります。使用するには文書定義を公開してください。文書定義を公開する場合は、プロジェクトセットアップステーションを開いて、次をクリック:文書定義プロジェクトメニューにあります。文書定義を選択したら、公開ボタンをクリックします。

古いバージョンのABBYY FlexiCaptureからプロジェクトをインポート

継続して古いバージョンのABBYY FlexiCaptureと、古いバージョンのABBYY FlexiCapture 12のプロジェクトを使用する場合は、FlexiCapture 12のデータベースを新たに作って、古いバージョンからこのデータベースにプロジェクトをインポートしてください。

重要!既存の文書はプロジェクトと共にインポートできません。

次のステップを完了して、古いバージョンのFlexiCaptureからプロジェクトをインポートしましょう。

  1. 古いバージョンのFlexiCaptureのアプリケーションサーバーから、プロジェクトをファイルにエクスポートします。
    1. 古いバージョンのFlexiCaptureのプロジェクトセットアップステーションを開いて、各プロジェクトを開きます。さらにそれぞれ次をクリックしてエクスポートします:プロジェクトをエクスポートプロジェクトメニューでクリックします。処理する文書が残っている場合は、忘れずプロジェクトのエクスポート前に処理してください。文書はプロジェクトと一緒にエクスポートされません。
  2. ABBYY FlexiCapture 12で新しくデータベースを作成する。
    1. ABBYY FlexiCapture 12の管理/監視コンソールを開き、新たにデータベースを作成して新しいファイルストレージのパスを指定する(詳しくはデータベースの作成を参照)。
  3. プロジェクトを更新するとABBYY FlexiCapture 12と互換性ができます。それからアプリケーションサーバーにプロジェクトをアップロードしてください。
    1. ABBYY FlexiCapture 12のプロジェクトセットアップステーションを開いて、各プロジェクトファイル(*.fcproj)を開く。プロジェクトを開くと、ABBYY FlexiCapture 12と互換性があるように更新されます。更新したプロジェクトは、古いバージョンのプログラムと互換性がなくなります。ご注意ください。更新したプロジェクトの文書定義は非公開になるので、使用する場合は公開にしてください。文書定義を公開する場合は、プロジェクトセットアップステーションを開いて、次をクリック:文書定義プロジェクトメニューでクリックし、文書定義を選択したら、公開ボタンをクリックします。
    2. プロジェクトを更新したら、次をクリックしてアプリケーションサーバーにアップロードしてください:プロジェクトをサーバーにアップロードファイルメニューでクリックします。アプリケーションサーバーへのプロジェクトアップデートについて詳しく知りたい場合は、システム管理者ガイドにある、プロジェクトの作成と公開チャプターを参照してください。

4/12/2024 6:16:07 PM

Please leave your feedback about this article

Usage of Cookies. In order to optimize the website functionality and improve your online experience ABBYY uses cookies. You agree to the usage of cookies when you continue using this site. Further details can be found in our Privacy Notice.