セキュリティイベントログ
イベントログには、ユーザー許可の追加、削除、変更に関するイベントが記録され、セキュリティ監査に役立ちます。イベントログは、ABBYY FlexiCaptureでサポートされているすべてのデータベースサーバー(Microsoft SQL Server、Azure SQL、OracleデータベースおよびPostgreSQL)と互換性があります。
セキュリティイベントのロギングは、デフォルトでは無効になっています。この機能を有効にするのは、FlexiCaptureデータベースでシステム管理者が直接行うことでしかできません。ロギングを有効にするには:
- デフォルトのテナントの場合:
FlexiCapture データベースの設定テーブルに以下を追加してください:
[db_name].[dbo].[Settings]
Name = LogSecurityEvents
Value = True
TenantId = Null - カスタムテナントの場合:
テナントテーブルのテナント記録のフラグフィールド値の2番めのビットを ON にします。たとえば、MS SQL には「 'Update Tenant set Flags = Flags | 2 where Id = NNN;'」が使用できます。
セキュリティイベントのロギングが有効になると、ABBYY FlexiCaptureデータベースのdbo.SecurityEventLogテーブルに記録されます。以下のイベントが記録されます:
- UserCreated = 0,
- UserDeleted = 1,
- GroupCreated = 2,
- GroupDeleted = 3,
- PermissionAdded = 4,
- PermissionDeleted = 5,
- AddToGroup = 6 (グループに追加されたユーザー)、
- RemoveFromGroup = 7 (グループから削除されたユーザー)、
- UserPasswordChanged = 8,
- GroupModified = 9 (権限/メンバーシップの変更)、
- UserPasswordReset = 10,
- TenantCreated = 11 (テナントの作成)、
- TenantDeleted = 12(テナントの削除)、
- ProjectDeleted = 13(プロジェクトの削除)、
- ProjectChanged = 14(プロジェクトの変更)、
- BatchTypeCreated = 15(バッチタイプの作成)、
- BatchTypeDelete = 16(バッチタイプの削除)、
- BatchTypeChanged = 17(バッチタイプの変更)、
- TemplateCreated = 18(文書定義の作成)、
- TemplateDelete = 19(文書定義の削除)、
- TemplateChanged = 20(文書定義の変更)、
- ProjectHotFolderEnable = 21(プロジェクトホットフォルダーの有効化)、
- ProjectHotFolderDiable = 22(プロジェクトホットフォルダーの無効化)、
- ManualCleanUpStart = 23(手動クリーンアップの開始)、
- CleanUpEnable = 24(自動クリーンアップの有効化)、
- CleanUpDisable = 25(自動クリーンアップの無効化)、
- AuditingConfigurationChanged = 26(セキュリティイベントログの構成変更)。
Dbo.SecurityEventLogに記録されたすべてのイベントは、SecurityEventTypeId属性(上記の値)によって識別されます。さらに、各イベントは以下の追加属性を持つことができます:
- 日付(イベントの日時)、
- Writer(変更を行ったユーザー)、
- WriterTenantId(変更を行ったユーザーのテナントのID)、
- Principal(イベントの影響を受けるユーザー/グループのID)、
- TenantId(影響を受けるユーザー/グループが所属するテナントのID)、
- 詳細(イベントに関する追加情報)、
- RemoteHost(変更を行うために使用されたコンピューターのIPアドレス)。
4/12/2024 6:16:07 PM