タイムラインセット
ABBYY Timelineの重要な概念の1つとしてセット(タイムラインセット)という機能があります。これは1つ以上の絞り込みや設定等の定義(ルール)情報とその結果のタイムラインの集まりです。
セットは以下の様な概念で構成されます:
- セット定義(ルール)- セットの構成内容。
- セットの統計内容である、期間、イベントの数、イベントとイベントの間隔などの指標。それぞれの指標に、最小、最大、平均、中央値、パーセンタイルの偏差があります。
- セットの一貫性を示す、一位のシーケンス数と割有の指標。
- 測定基準、タイムラインおよびセットなどの全体の視覚化情報
セット定義ルール
セットは以下により定義されます:
- 時間枠/時間範囲
- フラグメンテーション(例:Nで始まり、Mで終わる等で絞り込んだすべてのタイムライン)
- マイルストーン(表示するイベント)
- 無視するイベント(非表示にするイベント)
- 任意の検索条件(例:タイムラインにN、それからMがあり、間にLがない全てのタイムライン)
- 折りたたみルール - 特定のイベントの繰り返しを無視する
- 並列処理ルール - 並行して実行される一部のイベントの順番を無視
セットの定義は、ルールの組合せで構成されます。ユーザーはいつでも任意のルールを追加または削除できます。
ルールには名前を付けて再使用することができます。例えば、ユーザーは検索ルールとなる「手術イベントが存在するルール」を作成し、このルールを「手術患者」と呼ぶことができます。その後、このルールを複数のセットに適用することができます。
保存されたセット
ユーザーがフィルタを作成し、分析のスコープを絞った状態・状況を、セットは保存して後で表示することができます。
セットをリストに保存することで、後から選択して確認することができます。
22.09.2023 8:59:48