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ボトルネック

主な用途

ボトルネック分析はプロセスの各ステップがパフォーマンスとスループットに及ぼす影響を特定・視覚化、最も効果が出る自動化すべき箇所や改善候補を検出・視覚化します。各ステップ(イベント)の影響・指標は時間間隔(インターバル)で判断することができます。本機能は、[分析と選択]リストで選択した指標と、件数・平均・合計等の項目でソートを掛けることができる為、改善すべきプロセスの箇所が明確になります。

ボトルネック分析は、[分析メニュー>ボトルネック分析]から機能を確認できます。

利点

ボトルネック分析を行うことで、さまざまなメリットを得ることができます。一番効果的で、よく使われる利用方法は、影響度が高いボトルネックを可視化することで、ボトルネックの解決に役立てることです。

アドバンテージ

  • ボトルネックの原因- イベント(ステップ)のボトルネックの根本原因の特定。直観的かつ定量的な問題の箇所(気づき)を提供し、将来同じ問題が発生しないようにする長期的解決策の立案を可能にします。
  • 無駄のないワークフローを実現- ボトルネックが解消されることにより、作業は開始から終了まで、均等な速さで安定して進めることができます。
  • 無駄を解消- 多くの場合、ボトルネックは不要な、または非効率的なプロセスが原因で発生し、さまざまな種類の無駄が生じます。無駄に気づくことは、無駄を省く上での最初の一歩です。
  • より深い理解- 特定プロセスについて深く理解することで、適切な意思決定を下すことが迅速かつ容易になります。これは、ボトルネックを解消する場合だけでなく、一般的なプロセス改善行う場合にもメリットがあります。

概要

遷移時間の定義([分析を選択]項目オプション)

イベントから次の時間まで - タイムライン内の1イベントと次の後続イベントの間に費やされた時間

イベントから前の時間まで - タイムライン内の1イベントとその前のイベントとの間の経過時間

2番目のタイムスタンプで定義された時間 - 1イベントと2番目のタイムスタンプフィールド(例:EndDateTime がある場合)の間に費やされた時間

イベント間の時間 - 最も一般的なイベントの遷移を使って、通常、前後して発生する2つのイベント間の時間

イベントコスト – イベントでのコスト(要コスト設定。)

表のラベル項目

件数 - すべてのタイムラインでイベントが発生した回数

タイムライン毎 - タイムライン1件あたりでイベントが発生した平均回数

平均時間(時間) - このイベントとその前または後のイベントの間の平均時間

新平均時間(時間) - このイベントとその前または後のイベントの間の平均時間に対して新しい時間(例:改善後に想定される時間)を入力(その結果、短縮される合計時間が把握できます)。

合計時間(時間) - このイベントとその前または後のイベントの間に費やされた合計時間

合計時間(%) - このイベントとその前または後のイベントの間に費やされた合計時間の全体処理時間に対する割合

ボトルネックへのアプローチ

ボトルネック分析を遂行することは、長期的にプロセス改善を実施する為の第一歩です。分析から得られた情報を基に、プロセス改善のために使用することが次のタスクとなります。

ボトルネック分析に時間を使い、ボトルネックを特定・解決することは、現在だけでなく、長期的にもより効率の良いプロセスを確保するのに役立ちます。

ボトルネックの表層的原因と思われるものを特定できたら、次のステップとして、データを深く掘り下げ、根本原因を突き止める作業になります。ディメンジョンやブレークダウンをご参照下さい。さまざまな指標データ、作業者、部門、ロケーション、またはその他の属性を深堀りし詳細を確認することができます。

22.09.2023 8:59:48

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