並行比較
主な用途
タイムラインの2つのグループを並べて比較します。
ここでは説明のために、ABBYY Timelineサンプルプロジェクトである[Hospital Emergency Room]プロジェクトにある、救急救命室のケースを例に取り上げます。
セット(セットメニューにある、タイムラインのセット)を2つ作成します。1つ目のセットには、入院患者全員が含まれ、別のセットには、入院から2時間以内にCTスキャンを命じられた患者が含まれます。ユーザーは、CTが治療期間と経過にどのような影響あるかを知りたいと考えています。
一方、ユーザーは、ある1つのタイプの患者が、他のタイプの患者とどう異なるかを知りたいと考えています。本ケースは先のケースと想定が類似していますが、数百種類の患者タイプがあり得るため、数百のセットを作成、組合せ比較することは想定されてません(非現実的です)。
病院は7月1日に一部ルールを変更しました。経営陣はこのルール変更がプロセスにどう影響するかを知る必要があります。そのため、ユーザーは8月のタイムラインを5月のタイムラインと、または昨年の8月のタイムラインと比較したいと考えています。
この場合、最初のケースと最後のケースに焦点を当てます。2つのセットを比較、または、同じセットですがインターバルが異なる2つを比較等ができます。
並行比較分析は、[分析メニュー>並行比較]から設定内容を確認できます。
何をどうやって比較するか
ユーザーがセットを選択することで、比較することができます。併せて(測定基準ボックス等で)時間インターバルを設定することで、その期間で比較することができます
- 標準測定基準
- 値
- ヒストグラム
- 期間
- カスタム測定基準
- 最初/最後のイベント
- プロトコル違反
- ブレイクダウン
- 先行処理
- プロセススキーマ
例
並行比較は2つのセット間の差が確認できます。
22.09.2023 8:59:48