コスト分析
主な用途
コスト分析は、コスト構造を定義することで、現在表示している分析パネルだけでなく、コスト情報を持つ分析ツールに影響・値の反映を行う特殊モジュールです。コスト分析ではユーザーは、各イベント毎ににコストを割り当てます。コストは、固定または変動(時間ベース)の選択ができます。
コスト分析は、[ツールメニュー>コスト設定]から設定内容を確認できます。
概要
コストを設定すると、平均コストおよび合計コストが算出され、2つの新しい測定基準(期間やイベント数のような分析基準)が利用できるようになります。これは、メニュー下にある、測定基準ボックス(メトリックスボックス)の[期間]、[件数]の並びに、[合計コスト]や[コスト]が自動で表示される他、[ダッシュボード]にもコスト表示が組込可能となります。パス分析では、スイムレーンの上部に比較・可視化の指標の一つとしてコストの利用ができるようになります。
メニュー下にある、測定基準ボックスの[合計コスト]測定基準にはヒストグラムが無いため、フィルタとして使用できないことを覚えておいてください。表示に関しては、測定基準ボックス、ダッシュボードで可能です。
コスト分析は、他の分析とは異なり、基本的にコストの事前設定が必要です。コスト測定基準が定義されると、本プラットフォームの他の分析ツールで使用されます。
コスト表示
コストを定義(固定コスト、時間ベースコスト、その両方設定を定義)を行うと、コスト測定基準、合計コスト、平均コストが存在する全ての分析にその値が反映されます。
コストの定義
コストはイベント毎に定義され、次のように表すことができます:
- 固定費:これは、イベント毎(または、その属性)に紐づきます。固定コスト金額は以下の設定から取得されます:
- 特定の量:ユーザーが入力した値(例:患者到着イベントは、$10)
- 属性の量:イベントの属性に紐づけした値(例:手術イベントから「手術価格」属性)
- ルックアップテーブル:イベントの属性値に紐づく、ルックアップテーブルの金額。ルックアップテーブルは次のような設定方法があります:
- ユーザーが、直接テーブルに入力した値
- ファイルから読込。
- 時間ベースコスト:これはインターバル(イベントの時間設定)と時間レート(料金/時間)で定義されます。
- インターバル(イベントの時間設定)は以下のように定義されます:
- 2番目のタイムスタンプ属性:設定したイベント属性に他の時間(タイムスタンプ)がある場合時間間隔として設定。
- それ以降のイベント:次のイベント(種類を問わず)
- 特定の後続イベント:特定の後続イベントは、後続イベントを指定します。属性の指定もできます。
- レート(料金/時間)は以下のオプションで定義されます:
- 特定の量:ユーザーが入力した値
- 属性の量:イベントの属性に紐づけした値
- ルックアップテーブル:イベントの属性値に紐づく、ルックアップテーブルの金額。
22.09.2023 8:59:48