接続設定

接続プロトコル

ABBYY FineReader Server は名前付きパイプまたは TCP/IP プロトコルを使って、コンポーネントがインストールされているコンピュータを接続することができます。デフォルトでは、インストール後すぐに TCP/IP プロトコルが使用されます。コンポーネントのうちの一つがインストールされたコンピュータとの接続が確立されない場合には、処理ステーションを登録できない可能性があります。そうしたコンピュータを利用可能な状態にするためには、ファイル共有が有効になっていることと、ポート 3990-3993 が開いていることを確認してください。

ABBYY FineReader Server のインストール時に名前付きパイププロトコルを割り当てることができます。以下の手順に従ってください:

  1. ABBYY FineReader Server のインストール時にコマンドラインから以下のオプションを指定してください: CREATE_NAMED_PIPES_NETWORK_SETTINGS=1.
  2. ファイル共有が有効になっていることと、ポート 445 が開いていることを確認してください。
  3. インストール中に、FineReader Server コンポーネントの接続設定を含む NetworkProtocolSettings.xml という名前のファイルが、%ProgramData%\ABBYY FineReader Server 14 ォルダに作成されます。

ABBYY FineReader Server が既にインストールされている場合には、以下の方法で接続プロトコルを変更できます:

TCP/IP から名前付きパイプにプロトコルを変更するには
  1. Server Manager およびすべての 処理ステーション サービスを サービスを使って停止します スタート>設定>コントロールパネル>管理ツール>サービス
  2. コマンドラインで、構成ユーティリティ ConfigureOCRServer.exe へのパスを指定し、(C:\Program Files\ABBYY FineReader Server 14\Bin)その後、このパラメータを付けます: ConfigureOCRServer.exe /CREATE_TCP_IP_NETWORK_SETTINGS.
    このコマンドを実行する際、NetworkProtocolSettings.xml という名前のファイルが%ProgramData%\ABBYY FineReader Server 14 フォルダに作成されます。 このファイルには以下のテキストが含まれます:

<NetworkProtocolSettings Protocol="NamedPipes"/>

  1. すべてのサービスを再起動します。
名前付きパイプから TCP/IP にプロトコルを変更するには:

NetworkProtocolSettings.xml ファイルを削除または名前変更するだけです。TCP/IP プロトコルを使って以下の方法で接続のための構成ファイルを作成することもできます:

  1. Server Manager およびすべての 処理ステーション サービスを サービスを使って停止します。(スタート>設定>コントロールパネル>管理ツール>サービス
  2. コマンドラインで、構成ユーティリティ ConfigureOCRServer.exe へのパスを指定し、(C:\Program Files\ABBYY FineReader Server 14\Bin) その後、このパラメータを付けます: ConfigureOCRServer.exe /CREATE_TCP_IP_NETWORK_SETTINGS。
    このコマンドを実行する際、NetworkProtocolSettings.xml という名前のファイル %ProgramData%\ABBYY FineReader Server 14フォルダに作成されます。 このファイルには FineReader Server 接続設定が含まれます:

<NetworkProtocolSettings Protocol="TcpIp">
 <StationPort>3990</StationPort>
 <ServerPort1>3991</ServerPort1>
 <ServerPort2>3992</ServerPort2>
 <FeedGeneratorEp>3993</FeedGeneratorEp>
</NetworkProtocolSettings>

上記のコマンドによって追加のパラメータを指定することで、異なるポートを指定できます: /StationPort=1 /ServerPort1=2 /ServerPort2=3 /FeedGeneratorEp=4. また、ポートの値をいつでも NetworkProtocolSettings.xml ファイルで変更することができます。

  1. すべてのサービスを再起動します。

重要事項!ABBYY FineReader Server コンポーネントがインストールされているすべてのコンピュータで、プロトコル、ServerPort1、ServerPort2、StationPort キーの値はすべて同一でなければなりません。

注:NetworkProtocolSettings.xml ファイルが既に存在する場合、名前付きパイプから TCP/IP への変更またその逆を、このファイルの内容を変更し、Server Manager および 処理ステーション サービスを再起動することで変更できます。

26.03.2024 13:49:51

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