SLA コントロール
サービス水準合意 (SLA) は、2者間での文書処理に関する契約で、処理中もしくは処理済みの文書の時間制限について定めます。
ABBYY FlexiCapture 12 では、バッチが期限内に処理されるように SLA が使用されます。バッチ処理に制限時間を指定することができ、期限が迫ったバッチ内のタスクはキューに移動されます。キューに期限切れのタスクがある場合、タスクの優先順ではなく、期限に最も近いバッチから順に処理されます。
注:優先順位が超高のタスクはこのルールから除外され、期限切れのバッチよりも先に処理されます。
キューに期限の同じ複数のタスクがある場合、優先順位の高いタスクから先に処理されます。
バッチ処理の時間制限は、プロジェクト設定ステーションで指定できます。指定された期間は、スキャニングステーションが使用されている場合はそこで文書がスキャンされたとき、またはバッチがサーバーで作成されたときに開始します。
SLA コントロール
SLAの関連情報は、
検証ステーションのメインウィンドウのバッチ表示(表示 → バッチをクリック)やタスク表示(表示 → キューをクリック)で見ることができます。これらの表示にある以下の列が、SLA関連情報を含んでいます:
- 処理開始時間
バッチ処理の開始日時。 - 失効
バッチの期限。承認が必要な文書を含む。。 - ステータス
バッチの期限が迫っている (もうすぐ失効) または期限が切れた (期限切れ) という警告を含んでいます。
バッチを期限でフィルタリング
期限の追跡を容易にするため、バッチ表示 (表示 → バッチ) でフィルタリングし、期限が迫っているバッチまたは期限切れのバッチを表示することができます。そうするには、ドロップダウンリストを表示から以下のアイテムの1つを選択し、フィルタリングの基準を指定します:
- 期間内に期限超過となったバッチ...
期限でバッチをフィルターにかける。 - 失効ステータスのバッチ...
期限のステータスでバッチをフィルターにかける。
フィルターを適用すると、現在のフィルタリング基準がドロップダウンリストを表示の右側に表示されます。フィルタリング基準を変更するには、ボタンをクリックします。
タスクをキューの中で上に移動するには
バッチがSLAで指定された期限に間に合うようにするため、いくつかの方法があります:
- 優先順位を超高に設定
- 他のオペレータに委ねる
タスクを延期する
オペレータは、承認が必要な文書を含むタスクを延期することができます。これにより、バッチの処理が遅れて期限後になり、SLA違反になることがあります。
延期されたタスクは、プロジェクト設定ステーションタスクは延期されました検証ステーションの詳細表示 (表示 → 詳細)アイコンで示されます。詳細表示の列には、ユーザータスクバッチを延期したユーザー名が含まれています。
オペレータは、検証ステーションで表示 → キュー。これによりオペレータは、期限の定められたバッチを追跡することができます。
12.04.2024 18:16:07