検証ステーションの使用

ジョブキュー

以下のとおり、文書は処理サーバーのジョブキューへ自動的に追加されます:

  1. ジョブは入力ファイルから作成されます。
  2. 文書は各ジョブのページから収集されます。
  3. ワークフローに検証が含まれていれば、収集された文書はそれぞれ検証キューに追加されます。
  4. ワークフローに検証が含まれていない場合、文書は検証キューではなく次の処理段階へ送られます。

検証ステーションのユーザーは、ジョブキューにある順序で文書を検証するか、検証する文書を手動で選択できます。

検証ステーションでは、複数のページから構成される文書の一部のページを1つまたは複数の新規文書に移動して分割することができます。

認識品質の改善

検証ステーションでは、認識不良の原因を取り除くことにより認識ページの品質を改善することができます。認識品質を低くする主な原因は以下のとおりです。

低画質のソース画像

ページレイアウトが誤って検出された

誤った認識言語が選択された

文書で使用されたフォントが認識パラメータから欠落している

不明な文字が多すぎる

検証された文書の保存とエクスポート

認識された文書を検証後、ツールバーの[文書を承諾]ボタンをクリックします。文書はFineReaderサーバーに戻され、その他の処理が行われます。

検証ステーションのユーザーは、文書への変更を保存することができます。その場合、変更は処理サーバーに保存されます。検証が中断されると、ジョブへのすべての変更が保存され、キューへと返されます。グループのその他の検証オペレーターは、そのジョブの検証を継続できます。

検証中に行った変更を保存するには、[文書]メニューで[保存]をクリックします。変更を保存せずに検証ステーションを終了しようとすると、変更の保存を要求されます。予期しない問題やシステムの誤動作に備え、作業を定期的に保存することをお勧めします。

ユーザーが検証ステーションを閉じると、ユーザーが承諾しなかった、または拒否した文書はすべて処理サーバーのジョブキューに戻され、グループのその他の検証オペレータが利用できるようになります。

. [文書を承諾する]クリックすると、作成されたすべての変更が自動で保存されます。

重要! 検証用に取得したドキュメントは、検証ステーションが一定期間アイドル状態になった場合、自動的に処理サーバーのキューへ返されます。非アクティブ期間の規定値は120分に設定されています。この値は、管理者がリモート管理コンソールの[認識サーバーのプロパティ]ダイアログボックスで変更できます(詳細はメインのヘルプを参照してください)。非アクティブ期間は、すべての検証ステーションおよびインデックスステーションにあるすべてのワークフローによって共有されます。

拒否された文書

ジョブ内にある1つの文書もしくはすべての文書を拒否することができます。文書を拒否するには、ツールバーで[拒否]ボタンをクリックするか、[文書]メニューで[拒否]をクリックします。ジョブ内の全文書を拒否するには、[文書]メニューで[ジョブにある文書をすべて拒否]クリックします。これにより文書は[例外]フォルダに移動します。拒否された文書の元ファイルも、この[例外]フォルダに移動します。この XMLResult ファイルには、拒否された文書からなる元ファイルが含まれます。一部の文書で処理に成功し、その他の文書が拒否された場合は、例外フォルダとエクスポートフォルダの両方に XMLResult ファイルが作成されます。XMLResult ファイルに含まれている情報は以下のとおりです:

  • 破棄されたジョブの有無。破棄された場合は、Jobタグ内の isFailed パラメーターが true に設定されます。一部のジョブ文書で処理に成功し、その他のジョブ文書が破棄された場合、同じジョブIDのエクスポートフォルダでは isFailed=false、[例外]フォルダではisFailed=true となります。
  • 入力ファイルのリスト。[例外]フォルダの XMLResult ファイルには、破棄された文書のソースファイルのリストのみが含まれます。
  • 処理された全文書のリスト(エクスポートフォルダの XMLResult ファイル用)。文書はJobDocument タグ内に表示されます。拒否されたド文書には、 <Error> というサブタグが含まれます。その Value パラメーターには、文書がオペレーターによって拒否されたことが明記されます。エクスポートに成功した文書の場合は、JobDocument タグに <OutputDocument> というサブタグが含まれます。

. ジョブの文書がすべて処理された時に限り、文書はエクスポートフォルダ(承諾された文書)か例外フォルダ(拒否された文書)に移動します。

[文書]メニューで[ジョブにある文書をすべて拒否]項目をクリックすると、前に承認した文書も含め、そのジョブの全文書が[例外]フォルダに移動します。ジョブ内のその他の文書は、検証の作成に使用できるものとしては表示されません。

. 文書の特定のページを拒否することはできません。

26.03.2024 13:49:51

Please leave your feedback about this article

Usage of Cookies. In order to optimize the website functionality and improve your online experience ABBYY uses cookies. You agree to the usage of cookies when you continue using this site. Further details can be found in our Privacy Notice.