検証ステーションの使用
ジョブキュー
以下のとおり、文書は処理サーバーのジョブキューへ自動的に追加されます:
- ジョブは入力ファイルから作成されます。
- 文書は各ジョブのページから収集されます。
- ワークフローに検証が含まれていれば、収集された文書はそれぞれ検証キューに追加されます。
- ワークフローに検証が含まれていない場合、文書は検証キューではなく次の処理段階へ送られます。
検証ステーションのユーザーは、ジョブキューにある順序で文書を検証するか、検証する文書を手動で選択できます。
検証ステーションでは、複数のページから構成される文書の一部のページを1つまたは複数の新規文書に移動して分割することができます。
認識品質の改善
検証ステーションでは、認識不良の原因を取り除くことにより認識ページの品質を改善することができます。認識品質を低くする主な原因は以下のとおりです。
低画質のソース画像
ページレイアウトが誤って検出された
誤った認識言語が選択された
文書で使用されたフォントが認識パラメータから欠落している
不明な文字が多すぎる
検証された文書の保存とエクスポート
認識された文書を検証後、ツールバーの[文書を承諾]ボタンをクリックします。文書はFineReaderサーバーに戻され、その他の処理が行われます。
検証ステーションのユーザーは、文書への変更を保存することができます。その場合、変更は処理サーバーに保存されます。検証が中断されると、ジョブへのすべての変更が保存され、キューへと返されます。グループのその他の検証オペレーターは、そのジョブの検証を継続できます。
検証中に行った変更を保存するには、[文書]メニューで[保存]をクリックします。変更を保存せずに検証ステーションを終了しようとすると、変更の保存を要求されます。予期しない問題やシステムの誤動作に備え、作業を定期的に保存することをお勧めします。
ユーザーが検証ステーションを閉じると、ユーザーが承諾しなかった、または拒否した文書はすべて処理サーバーのジョブキューに戻され、グループのその他の検証オペレータが利用できるようになります。
注. [文書を承諾する]クリックすると、作成されたすべての変更が自動で保存されます。
重要! 検証用に取得したドキュメントは、検証ステーションが一定期間アイドル状態になった場合、自動的に処理サーバーのキューへ返されます。非アクティブ期間の規定値は120分に設定されています。この値は、管理者がリモート管理コンソールの[認識サーバーのプロパティ]ダイアログボックスで変更できます(詳細はメインのヘルプを参照してください)。非アクティブ期間は、すべての検証ステーションおよびインデックスステーションにあるすべてのワークフローによって共有されます。
拒否された文書
ジョブ内にある1つの文書もしくはすべての文書を拒否することができます。文書を拒否するには、ツールバーで[拒否]ボタンをクリックするか、[文書]メニューで[拒否]をクリックします。ジョブ内の全文書を拒否するには、[文書]メニューで[ジョブにある文書をすべて拒否]クリックします。これにより文書は[例外]フォルダに移動します。拒否された文書の元ファイルも、この[例外]フォルダに移動します。この XMLResult ファイルには、拒否された文書からなる元ファイルが含まれます。一部の文書で処理に成功し、その他の文書が拒否された場合は、例外フォルダとエクスポートフォルダの両方に XMLResult ファイルが作成されます。XMLResult ファイルに含まれている情報は以下のとおりです:
- 破棄されたジョブの有無。破棄された場合は、Jobタグ内の isFailed パラメーターが true に設定されます。一部のジョブ文書で処理に成功し、その他のジョブ文書が破棄された場合、同じジョブIDのエクスポートフォルダでは isFailed=false、[例外]フォルダではisFailed=true となります。
- 入力ファイルのリスト。[例外]フォルダの XMLResult ファイルには、破棄された文書のソースファイルのリストのみが含まれます。
- 処理された全文書のリスト(エクスポートフォルダの XMLResult ファイル用)。文書はJobDocument タグ内に表示されます。拒否されたド文書には、 <Error> というサブタグが含まれます。その Value パラメーターには、文書がオペレーターによって拒否されたことが明記されます。エクスポートに成功した文書の場合は、JobDocument タグに <OutputDocument> というサブタグが含まれます。
注. ジョブの文書がすべて処理された時に限り、文書はエクスポートフォルダ(承諾された文書)か例外フォルダ(拒否された文書)に移動します。
[文書]メニューで[ジョブにある文書をすべて拒否]項目をクリックすると、前に承認した文書も含め、そのジョブの全文書が[例外]フォルダに移動します。ジョブ内のその他の文書は、検証の作成に使用できるものとしては表示されません。
注. 文書の特定のページを拒否することはできません。
3/26/2024 1:49:51 PM