インデックス作成にテンプレートを使用する
ABBYY FineReader Server 14では、フィールド領域のテンプレートを使用してインデックスフィールドに自動で入力することができます。フィールド領域のテンプレートは手動でのインデックス作成を高速化するために使用することもできます。
テンプレートには、インデックス作成のために情報を抽出する各フィールド領域の場所に関する情報が保存されます。テンプレートは、同じフィールド領域のセットやそれらに対応するインデックスフィールドを持つ文書用に作成することができます。
テンプレートの作成
テンプレートを作成するには、同じタイプの複数の文書に対して手動でインデックスを作成し、テンプレートファイルにその結果を保存する必要があります。この操作を実行するには:
- リモート管理コンソールで、ワークフロープロパティダイアログボックスを開きます。
- インデックス作成タブで新しい文書タイプと希望するインデックスフィールドを追加します。
- テンプレートを作成したい複数の文書の処理を開始します。
ヒント。 複数のドキュメントを1つのファイルに結合すると効率的です。これで簡単にテンプレートを設定できます。 - インデックスステーションでファイルを開きます。
- [ツール] > [フィールド領域テンプレート]をクリックしてテンプレートエディタをひらきます。
- テキストツールを選択します。
- ページでフィールド領域を選択します。
- 選択したフィールド領域を右クリックし、ショートカットメニューから対応するインデックスフィールドを選択します。
- 手順aとbをこの文書タイプのインデックスフィールドで繰り返します。
- 誤ってフィールド領域を選択してしまった場合には[削除]ツールを使用して選択を解除します。
- 以降のページすべてで、抽出する必要のあるテキストの一部が選択したフィールド領域に含まれることを確認します。必要に応じてフィールド領域を拡大します。
- [フィールド領域テンプレートの保存]コマンドを使用してテンプレートを保存します。
テンプレートの適用
- リモート管理コンソールで、[ワークフロープロパティ]のダイアログボックスを開きます。
- [インデックス作成]タブで希望する文書タイプを選択し、編集をクリックします。[文書タイプ]のダイアログボックスで[テンプレートの読み込み...]をクリックし、適切なテンプレートファイルを選択します。この文書タイプのインデックスフィールド一覧で、どのフィールドが固定されているかがカラムに表示されます。
- 文書のインデックス作成を開始します。テンプレートに含まれるフィールドからの値は、対応するインデックスフィールドに自動で配置されます。
注. 先頭ページにあるフィールドの値のみが自動で抽出されます。
注. インデックスフィールドのタイプに一致しない値は追加されません。
ヒント。 複数の異なるタイプの文書がバッチに含まれる場合には、それぞれの文書タイプに対してフィールド領域テンプレートを作成し、その後インデックスステーションの文書タイプペインでテンプレートを切り替えます。
26.03.2024 13:49:51