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文書の写真撮影
文書の画像を取得する方法は、スキャンのみではありません。カメラまたは携帯電話で撮影した文書の画像を認識できます。テキストの画像を撮影し、ハードディスクに保存して、ABBYY FineReader で開いてください。
文書の画像を撮影する際は、画像を認識に適したものにするために、いくつかの要因に留意する必要があります。これらの要因について、以下の項目で詳しく説明します。
カメラの要件
正しく認識できる文書画像を得るためには、カメラが以下の要件を満たしている必要があります。
推奨されるカメラの特性
- 画像センサー:A4 のページで 500 万ピクセル 名刺などの小さな文書を撮影する場合は、小さなセンサーで十分です。
- フラッシュをオフにする機能
- 手動口径制御、すなわち、Av または フル手動モードが使用可能
- 手動のピント合わせ
- 手ブレ防止機能、または三脚を使用する機能
- 光学ズーム
最小要件
- A4 のページで 200 万ピクセル
- 可変焦点距離。
注意:カメラの詳細については、機器に付属のマニュアルを参照してください。
光量
光量は撮影する写真の質を大きく左右します。
最もよい結果が得られるのは、均等に行き渡る明るい光を利用した場合で、望ましいのは昼光です。よく晴れた明るい日には、絞り値を大きくして鮮明な画像を得ることができます。
フラッシュおよび追加光源の使用
- 人工照明で撮影する場合は、影やギラつきが生じないように 2 つの光源を配置して使用します。
- 光量が十分な場合はフラッシュをオフにして、極端な明暗が生じないようにします。照明が不十分な条件下でフラッシュを使用する場合は、必ず 50 cm ほど離れた位置から撮影してください。
重要事項 光沢のある紙に印刷された文書の撮影には、フラッシュを使用しないでください。ギラつきのある画像と品質の高い画像を比べてみてください
画像が暗すぎる場合
- 絞り値を小さくして、絞りを開きます。
- ISO 値を高く設定します。
- 照明が不十分な条件下ではオート フォーカスが機能しない可能性があるため、手動フォーカスを使用します。
暗すぎる画像と品質の高い画像を比べてみてください
写真を撮る
品質の高い文書の画像を得るには、カメラを必ず正しい位置に置いて、次に挙げる簡単な推奨事項に従ってください。
- 三脚が使用できる場合は、必ず使用します。
- レンズがページと平行になるようにします。拡大したときにページ全体がフレーム内に収まるように、カメラから文書までの距離を選択する必要があります。ほとんどの場合、この距離は 50~60 cm です。
- 紙文書または本のページを平らにします (特に厚い本の場合)。テキストの行は、20°以上傾けないでください。傾きすぎていると、テキストが正しく変換されないことがあります。
- 鮮明な画像を得るには、画像の中心にピントを合わせます。
- 光量が不十分な条件下で露光時間が長くなると、画像がぼやける可能性があるため、手ブレ防止機能をオンにします。
- 自動シャッター機能を使用します。これにより、シャッター ボタンを押したときに生じるカメラのブレを防ぐことができます。三脚を使用している場合も、自動シャッター機能の利用をお勧めします。
状況に応じて画像を改善する方法
- 画像が暗すぎるか、コントラストが低すぎる。
解決策:照明を明るくします。明るくできない場合は、絞り値を下げてみてください。
- 画像の鮮明さが不十分。
解決策:光量が不十分だったり、至近距離で撮影したりすると、オートフォーカスが正しく機能しないことがあります。明るい照明を使用します。撮影する際にカメラが動かないように三脚と自動シャッターを使用します。
画像のぼやけ方が軽度な場合は、画像エディタに備えられている「画像修正」ツールの利用をお試しください。詳細については、「画像の手動編集」を参照してください。
- 画像の一部で鮮明さが不十分。
解決策:絞り値を大きくします。光学ズームを最大にして、より離れた位置から撮影します。画像の中心から端までの任意の位置にピントを合わせます。
- フラッシュのためにギラつきが生じる。
解決策:フラッシュをオフにするか、または他の光源を使用し、カメラから文書までの距離を長くします。
1/14/2020 5:26:20 PM