編集可能な文書の保存

ABBYY FineReader では、認識された画像のデータを編集可能な形式で保存できます。形式を選択する際は、文書の用途を考慮に入れます。

DOCX/ODT/RTF 形式での保存

テキストを DOCXDOC/RTF/ODT 形式で保存するには

  • メイン ツールバーの [保存] ボタンの横にある矢印をクリックし、使用する形式をクリックします。必要な形式がリストに表示されていない場合は、[他の形式で保存…] をクリックして [保存形式の種類] ドロップダウン リストから必要な形式を選択します。あるいは、[ファイル] メニューで [名前を付けて文書を保存] をクリックし、使用する保存形式をクリックします。

ヒント:その他の保存オプションは、[オプション] ダイアログ ボックスで選択できます。[ツール] > [オプション…] をクリックし、[保存] タブをクリックして、次に [RTF/DOC/DOCX] タブをクリックします。

このタブにある保存オプションは、次のカテゴリーに分けられています。

文書のレイアウト

予定している電子文書の利用方法に合わせて、以下のオプションのいずれかを選択します。

  1. 正確なコピー

元の文書の書式を持つ文書が作成されます。このモードは、販売促進用パンフレットなどのようにレイアウトが複雑な文書に推奨されます。ただし、このオプションでは出力文書のテキストと書式を変更する機能が制限されることにご注意ください。

  1. 編集可能なコピー

元の書式とテキストの方向をほぼ保持し、かつ編集が容易な文書が作成されます。

  1. 書式付きテキスト

フォント、フォント サイズ、および段落は保持されますが、ページ上のオブジェクトの正確な位置や行ピッチは保持されません。作成されたテキストは左揃えとなります (右から左に記述するテキストは右揃えとなります)。

注意:このモードでは、縦書きのテキストは横書きに変更されます。

  1. テキストのみ

このモードでは書式は保持されません。[プレーンテキストに太字、斜体、下線の文字スタイルを保持] オプションが有効になっている場合はフォント スタイルが保持されます。

既定の用紙サイズ

RTF、DOC、DOCX または ODT 形式での保存に使用する用紙サイズは、[既定の用紙サイズ] ドロップダウン リストで選択できます。

テキスト設定

  • 改行およびハイフンを維持する

出力テキストで欄外見出し (ヘッダーとフッター) を保持します。

  • ページ区切りを維持する

元のページの配置を保持します。

  • 行番号を維持する

元の行番号を保持します (ある場合)。行番号は別個のフィールドに保存され、テキストの編集時に変更されることはありません。

注意:この機能は、[正確なコピー] または [編集可能なコピー] を選択した場合のみ利用可能です。

  • ヘッダー、フッター、ページ番号を維持する

出力テキストでヘッダー、フッター、およびページ区切りを保持します。

  • プレーンテキストに太字、斜体、下線の文字スタイルを保持

テキストのみ モードで保存する場合にテキスト スタイルを保持します。

  • テキストと背景の色を保持する

文字の元の色を保持します。

注意:構造要素 (ヘッダー、フッター、脚注、目次、および番号付きリスト) の検出が無効になっている場合、これらの要素は本文テキストとして保存されます。これらの設定は、 オプション] ダイアログ ボックス ([ツール] > [オプション…]) の [読み取り] タブにまとめられています。

画像設定

多数の画像を含む文書は、サイズが非常に大きくなります。ファイルのサイズを小さくするには、[画像設定] グループで必要なオプションを選択します。

ヒント

  • 画像保存パラメータを変更するには、[カスタム…] をクリックします。[カスタム設定] ダイアログ ボックスで必要なパラメータを選択し、[OK] をクリックします。
  • 認識したテキストの中の画像を保持しない場合は、[ 画像を保持する] オプションが選択されていないことを確認します。

詳細設定

認識したテキストを ABBYY FineReader の [テキスト] ウィンドウではなく、Microsoft Word で編集する場合は [信頼性が低い文字を強調表示する] オプションを選択します。このオプションが選択されていると、信頼性が低い文字はすべて Microsoft Word 文書で強調表示されます。

ヒント:不明確な文字の色は、[オプション] ダイアログ ボックス ([ツール] > [オプション…]) の [表示] タブで変更できます。

PPTX 形式での保存

テキストを PPTX 形式で保存するには

  • [ファイル] メニューで [名前を付けて文書を保存] をクリックし、[Microsoft PowerPoint プレゼンテーション] をクリックします。あるいは、メイン ツールバーの [保存] ボタンの横にある矢印をクリックし、[PPTX として保存] をクリックします。必要な形式がリストに表示されていない場合は、[他の形式で保存…] をクリックして [保存形式の種類] ドロップダウン リストから必要な形式を選択します。

ヒント:その他の保存オプションは、[オプション] ダイアログ ボックスで選択できます。[ツール] > [オプション…] をクリックし、[保存] タブをクリックして、次に [PPTX] タブをクリックします。

このタブにある保存オプションは、次のカテゴリーに分けられています。

テキスト設定

  • 行区切りを維持する

元の行の配置を保持します。

  • テキストを折り返す

認識したすべてのテキストがスライドのテキスト ブロックの内部に完全に収まります。

  • ヘッダーとフッターを維持する

出力文書でヘッダーとフッターを保持します。

画像設定

多数の画像を含む文書は、サイズが非常に大きくなります。ファイルのサイズを小さくするには、[画像品質] グループで必要なオプションを選択します。

ヒント

  • 画像保存パラメータを変更するには、[カスタム…] をクリックします。[カスタム設定] ダイアログ ボックスで必要なパラメータを選択し、[OK] をクリックします。
  • 認識したテキストの中の画像を保持しない場合は、[画像を保持する] オプションが選択されていないことを確認します。

TXT 形式での保存

テキストを TXT 形式で保存するには

  • [ファイル] メニューで [名前を付けて文書を保存] をクリックし、[テキスト ドキュメント] をクリックします。あるいは、メイン ツールバーの [保存] ボタンの横にある矢印をクリックし、[TXT として保存] をクリックします。必要な形式がリストに表示されていない場合は、[他の形式で保存…] をクリックして [保存形式の種類] ドロップダウン リストから必要な形式を選択します。

ヒント:その他の保存オプションは、[オプション] ダイアログ ボックスで選択できます。[ツール] > [オプション…] をクリックし、[保存] タブをクリックして、次に [TXT] タブをクリックします。

このタブにある保存オプションは、次のカテゴリーに分けられています。

文書のレイアウト

予定している電子文書の利用方法に合わせて、以下のオプションのいずれかを選択します。

  1. 書式付きテキスト

段落は保持されますが、行間隔とオブジェクトの正確な位置は保持されません。また、段落のインデントと表を再現するために空白スペースが使用されます。作成されたテキストは左揃えとなります (右から左に記述するテキストは右揃えとなります)。

注意:このモードでは、縦書きのテキストは横書きに変更されます。

  1. テキストのみ

このモードでは書式は保持されません。

テキスト設定

  • 行区切りを維持する

元の行の配置を保持します。このオプションを選択しない場合、テキストが 1 行に保存されます。

  • ページ区切りとしてページ区切り文字 (#12) を挿入する

元のページの配置を保存します。

  • 段落区切りとして改行を使用する

改行を使用して段落を区切ります。

  • ヘッダーとフッターを維持する

出力文書でヘッダーとフッターを保持します。

エンコーディング

ABBYY FineReader ではコード ページを自動的に検出します。コード ページを変更するには、[エンコーディング] の項目のドロップダウン リストから必要なコード ページを選択します。

14.01.2020 17:26:20

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